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尾道渡船

尾道渡船

現存する尾道名物の港内渡船は尾道渡船、尾道駅前渡船(向島運航)、福本渡船の3航路。尾道水道の約300mの区間(尾道・土堂桟橋〜向島・兼吉桟橋)を3分で渡るのが尾道渡船のフェリーで、尾道最古の渡船です。兼吉渡し(かねよしわたし)、「本渡し」とも呼ばれた公営の渡船でしたが現在は民間の尾道渡船株式会社が運航しています。

尾道名物の港内渡船のひとつで、尾道最古の渡船がここ!

正確な開設時期は不明ですが、『横山吉原家文書』文化四年「覚」などによれば、寛政年間~文化年間(1789年~1817年)頃に開設されたと推測できる尾道最古の渡船です。

島の割庄屋(わりじょうや)・高田恒次郎が、「手漕船一艘に船頭を附して、無賃で渡海往来せしめた」(『備後向嶋岩子島史』)のが始まり。
明治時代には運賃一文から「一文渡し」と呼ばれ、大正11年に手漕ぎ船から発動機船へ移行しています。
大正13年に箱型のフェリーが導入されていますが、これが瀬戸内型フェリーの原型。

現在、就航するのは「第一しまなみ」、「にゅうしまなみ」の2隻。
平成15年に就航した「にゅうしまなみ」は、日本初のバリアフリー法適合フェリー。

歴史ある渡船で、かつては公営渡船だった時代がある渡船ゆえに、尾道・土堂桟橋と千光寺新道を結ぶ通りは「渡し場通り」と呼ばれ、千光寺へと直結しています。

平成22年9月27日〜平成23年4月2日放送のNHK連続テレビ小説『てっぱん』では、広島県尾道市(向島)に生まれたヒロイン・村上あかり(瀧本美織)が利用している渡船として登場しています。

向島側の兼吉桟橋に隣接して大林宣彦監督の映画『あした』に使われたオープンセット(呼子浜の連絡船待合所)がバス待合所として再生されています。

平成25年4月に尾道大橋が無料化されたことで、利用者の減少が懸念されています。

尾道側の土堂桟橋
土堂桟橋と千光寺新道を結ぶ「渡し場通り」
向島側の兼吉桟橋
向島観光の拠点ともなる兼吉桟橋
尾道渡船
名称 尾道渡船/おのみちとせん
所在地 広島県尾道市土堂1-16-14・向島町兼吉1-4
関連HP 尾道港湾振興課公式ホームページ
電車・バスで JR尾道駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約8kmで尾道(土堂桟橋)
問い合わせ 尾道渡船 TEL:0848-44-0515/FAX:0848-44-0516
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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