戦前は東洋一の軍港、日本一の海軍工廠の街として栄えた広島県呉市にある潜水艦、掃海艇を紹介するミュージアムが、てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)。実物のゆうしお型潜水艦「あきしお」を展示公開し、乗艦することができます。呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについても詳しく紹介。
本物の潜水艦に乗船することができる!
実物の潜水艦を展示するミュージアムとしては日本で唯一ここだけという貴重な施設で、潜水艦の活動、機雷掃海などを学ぶことができます。
潜水艦「あきしお」(全長76.2m、重さ2250t、乗員75名)は、昭和60年1月22日に進水式が行なわれ、第1潜水隊群第1潜水隊、そして第5潜水隊に所属後、平成16年3月3日に除籍。
平成18年、国内最大級の起重機船(クレーン船)で陸揚げされ、てつのくじら館に展示されました。
館内では、シーレーンの保護のため、海上自衛隊の歴史に登場する最初の潜水艦「くろしお」が日米艦艇貸与協定によりアメリカ軍から貸与されたものだったこと(元はガトー級潜水艦「ミンゴ」)などの歴史はもちろん、潜水艦の艦内で乗員はどのような生活を送っているのか、潜水艦乗員となるためにはどのような教育訓練が行なわれているのか、もし潜水艦が海の中で動けなくなったらどう救援するのかなど、潜水艦に関しての詳しい知識を学ぶことができます。
ミュージアムショップ(JMSDF SHOP)では、てつのくじら館ジオラマ模型、潜水艦模型のほか、海上自衛隊に因んだオリジナルグッズを販売、地元呉のみやげ品も購入することができます。
また「JMSDF CAFE」では、あきしお第10代艦長認定の「あきしおカレー」(提供日限定)などオリジナルメニューも用意。
海上自衛隊(海自)にミュージアムとしては、呉の潜水艦、掃海艇を学ぶ「てつのくじら館」のほか、水上艦を解説する「海上自衛隊佐世保史料館(セイルタワー)」、航空機を紹介する「鹿屋航空基地史料館」があります。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館) | |
名称 | てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)/てつのくじらかん(かいじょうじえいたいくれしりょうかん) |
所在地 | 広島県呉市宝町5-32 |
関連HP | てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)公式ホームページ |
電車・バスで | JR呉駅から徒歩5分 |
ドライブで | 広島呉道路(クレアライン)呉ICから約2km |
駐車場 | 大和ミュージアム駐車場(285台/有料) |
問い合わせ | てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館) TEL:0823-21-6111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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