広島県三次市にある滝の多い広島県で唯一、日本の滝百選に選定される滝が、常清滝(じょうせいだき)。江の川水系の作木川の支流にかかる滝で、3段になって落下する落差126mの大瀑布。広島県の名勝に指定され、駐車場からは500m、徒歩10分ほどで到達し、手軽に探勝ができます。
3段、落差126mの巨瀑周辺には、豊かな自然が残される
中生代白亜紀の中期に噴出した流紋岩の断崖(吉備高原と江の川面との段差によって形成された崖)に懸かり、最上段が荒波(落差36m)、中段が白糸(69m)、下段が玉水(21m)と名付けられています。
滝壺下流の両岸はケヤキの森で、滝の両岸の絶壁にはアラカシ、ウラジロガシを主とする常緑広葉樹林が茂り、常清滝県自然環境保全地域(54.13ha)に指定。
テン、ムササビ、ツキノワグマなども棲息する自然が残され、マムシも出るので注意が必要。
遊歩道の入口に権現神社の鳥居がありますが、ここが修験道の聖域であった証。
権現とは本来、仏が神の形とって現れたもの。
これまで意外と無名だったため、滝周辺の自然も手垢がつかずに残され、森林浴にも最適。
新緑、紅葉(アラカシ、ウラジロガシ、アベマキ、コナラ)の名所でもあり、紅葉の見頃は例年10月下旬~11月中旬頃。
常清滝 | |
名称 | 常清滝/じょうせいだき |
所在地 | 広島県三次市作木町下作木 |
電車・バスで | JR三次駅から備北交通バス伊賀和志上行きで40分、作木支所前下車、徒歩15分 |
ドライブで | 中国自動車道三次ICから約24km |
駐車場 | 常清滝駐車場(27台/無料)を利用 |
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