広島市内で唯一の国宝建築物が、原爆投下の被害が軽微だった不動院・金堂。天井の墨書(ぼくしょ)から天文9年(1540年)築と判明し、国宝になっていますが、もともとは大内義隆が周防(すおう=現・山口県)山口に建てたもの。天正年間(1573年〜1592年)に安国寺恵瓊(あんこくじえけい)がこの地に移したもの。
もともとは山口・凌雲寺の仏殿
山口にあった大内氏の菩提寺・凌雲寺(りょううんじ)に建てたものですが、弘治3年(1557年)の毛利軍の侵攻による大内氏滅亡後、廃寺(大内氏遺跡凌雲寺跡)となっています。
安国寺恵瓊が凌雲寺の仏殿を安国寺(現・不動寺)の仏殿として移築したもの。
中世禅宗仏殿で最大規模を誇り、構造細部は禅宗様の典型。
内部は本尊空間と礼拝空間からなっていますが、江戸時代に禅宗から真言宗に変わり、金堂と称しています。
不動院・金堂 | |
名称 | 不動院・金堂/ふどういん・こんどう |
所在地 | 広島県広島市東区牛田新町3-4-9 |
関連HP | 不動院公式ホームページ |
電車・バスで | アストラムライン不動院前駅から徒歩5分 |
ドライブで | 山陽自動車道広島ICから約4.5km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 不動院 TEL:082-221-6923 |
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