広島県三原市小泉町、白滝山山上に建つ龍泉寺、本堂背後の山頂部、八畳岩に彫られた等身大の磨崖仏(まがいぶつ)が、龍泉寺磨崖仏。釈迦三尊像など花崗岩に刻まれた半肉彫の19体の仏像群で、江戸時代初期のものだと推測され、三原市の史跡に指定。
白滝山山頂の八畳岩に彫られた磨崖仏
龍泉寺は、天平勝宝元(749年)、行基が本尊十一面観音坐像を自刻し開山したと伝えられる古刹。
龍泉寺駐車場(白滝山9合目)まで車で到達すれば、山頂にそそり立つ八畳岩までは10分ほど。
南側の釈迦三尊像(中尊は釈迦如来坐像、脇侍が迦葉・阿難尊者立像=合計3体)、北側に旅姿の玄奘三蔵(げんじょうさんぞう=三蔵法師)など十六善神磨崖仏(玄奘三蔵の旅の途中に現れた護法神=3面に分けて9体・5体・2体)が配されています。
石仏として十六善神が描かれるのは、近世以前では、龍泉寺磨崖仏のみとなっています。
龍泉寺磨崖仏 | |
名称 | 龍泉寺磨崖仏/りゅうせんじまがいぶつ |
所在地 | 広島県三原市小泉町4543 |
関連HP | 三原市公式ホームページ |
電車・バスで | JR忠海駅からタクシーで15分 |
ドライブで | 山陽自動車道本郷ICから約13km |
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