広島県福山市神辺町西中条、神辺平野の北縁にある巨大な横穴式石室を有する古墳が、大坊古墳(だいぼうこふん)。直径14m,高さ5mの南北方向にやや長い円墳だと推測されますが、15m×12mの長方墳の可能性もあります。広島県の史跡に指定。
古墳時代終末期に築かれた巨大な横穴式石室が現存
切石状の巨大な花崗岩で構築された横穴式石室は、構築東南に開口。
全長が11.2m、玄室長5.32m、入口幅・奥壁幅1.92m、入口高・奥壁高1.91m、羨道長4.4m~4.82mの大きさがあります。
切石状の石材を左右対称に整然と配するなど、綿密な設計のもとに高度な土木技術が駆使され、律令時代への過渡期にあたる7世紀(古墳時代終末期)の築造で、有力な豪族の家族墓だと推測されています。
大坊古墳 | |
名称 | 大坊古墳/だいぼうこふん |
所在地 | 広島県福山市神辺町西中条 |
関連HP | 福山市公式ホームページ |
ドライブで | 山陽自動車道福山SAスマートICから約13km |
問い合わせ | 福山市文化振興課 TEL:084-928-1278 |
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