福島県耶麻郡猪苗代町を走る国道49号にあるのが野口英世記念館(のぐちひでよきねんかん)。福島県耶麻郡三ッ和村字三城潟(現・猪苗代町)出身の世界的な細菌学者、野口英世の遺品を集めた近代的な記念館と、茅葺き屋根の生家(国の登録有形文化財)が建っています。
黄熱病研究で有名な野口英世の足跡をたどる
明治9年11月9日、三ッ和村に住む父・野口佐代助と母・シカの長男として生誕。
1歳半の時に囲炉裏(いろり)に落ち、左手に大火傷を負った話は有名です。
左手の障害から農作業が難しく、学問で身を立てるようにと母に諭され、会津若松で開業していたアメリカ帰りの医師・渡部鼎(わたなべかなえ)が左手の手術に成功したことから(不自由ながらも左手の指が使えるよう)、医者を志すようになったのです。
昭和3年、51歳で、西アフリカのアクラ(現・ガーナ共和国)で没するまで、アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に黄熱病などの研究で、国際的に認められる存在に。
記念館では、母シカの手紙、そして野口英世の生涯を年代順に紹介し、野口英世の研究業績・家族・趣味などテーマ別に分けて詳しく解説しています。
ロックフェラー医学研究所の博士の研究室を再現したコーナーでは、野口博士そっくりのロボットが入館者に対応。
隣接する生家には、ナンドと呼ばれる野口英世が生まれた部屋、英世が1歳半のとき火傷(やけど)をした囲炉裏、明治29年、19歳で上京する際に床柱に刻んだ、有名な決意文「志を得ざれば再び此地を踏まず」の一文を見学することができます。
野口英世記念館 | |
名称 | 野口英世記念館/のぐちひでよきねんかん |
所在地 | 福島県耶麻郡猪苗代町三ツ和前田81 |
関連HP | 野口英世記念館公式ホームページ |
電車・バスで | JR猪苗代駅から磐梯東都バス磐梯高原休暇村行きで10分、野口英世記念館前下車、すぐ |
ドライブで | 磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから約3.8km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | 野口英世記念館 TEL:0242-65-2319/FAX:0242-65-2500 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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