サイトアイコン ニッポン旅マガジン

安勝寺

安勝寺

福島県喜多方市、応永29年(1422年)、示現寺(熱塩)の法孫雲光和尚が開山した曹洞宗の禅寺が安勝寺。現存する本堂は明治13年の大火で焼失後、明治29年に再建されたという喜多方らしい土蔵造り。白い漆喰の壁と黒い瓦屋根のコントラストが印象的で、城郭建築を思わせる雰囲気です。

造りの本堂が印象的

明治13年の300棟を焼失する喜多方大火後に、当時の住職・高橋越道は托鉢(たくはつ)を日課として苦心して再建の資金を集め、入口には、土戸・板桟戸・障子戸の三重戸を設けた本堂を建築したのです。
屋根の下に配された獅子の彫刻にも注目を。
火燈窓(花頭窓)には当時では貴重だったガラスがはまっています。

安勝寺は、戊辰戦争時に、新政府軍の野戦病院として使われたこともあり、境内には、長岡藩戦死之墓(長岡藩士の合葬墓)、明治戊辰戦死者と磐梯山噴火の際の犠牲者の合同慰霊碑(明治戊辰戦死標磐梯噴火焼死標)も立っています。

ちなみに「日本のナイチンゲール」といわれる瓜生岩子(うりゅういわこ=会津藩侍医・山内春瀧のもとに行儀見習いを行ない、会津戦争時に傷兵を介抱し、明治25年には福島瓜生会を設立)も耶麻郡熱塩村(現・喜多方市)の出身。
寺から米沢街道を来たに少し走った北町の幼少期を過ごした油商「若狭屋」跡に「瓜生岩子刀自生誕之地の碑」があります。

安勝寺
名称 安勝寺/あんしょうじ
所在地 福島県喜多方市寺町4706
関連HP 喜多方観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで JR喜多方駅から徒歩14分
ドライブで 磐越自動車道会津若松ICから約17.3km。または、会津坂下ICから約18.1km
駐車場 8台/無料
問い合わせ 安勝寺 TEL:0241-23-1292
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了