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妖精美術館

妖精美術館

奥只見、周囲を山に囲まれた美しいカルデラ湖の沼沢湖東岸にある妖精に関する絵画、絵本、文学資料、人形、小道具を集めた美術館が妖精美術館。金山町は「妖精の里 かねやま」をキャッチフレーズにしており、そのシンボル的な存在です。ブナやミズナラの森が広がる沼沢湖の湖畔は、まさに妖精の里にピッタリのロケーションです。

「沼御前」の大蛇伝説から「妖精の里」へと発展!

沼沢湖の東岸には沼御前神社が建っていますが、この神社、「沼御前」という大蛇の霊を祀る社。
人々に恐れられていた大蛇「沼御前」を鎌倉時代の初め、御家人・佐原義連(さわらよしつら)が退治したという伝説が残されています。

佐原義連は、現在の横須賀市佐原を領有し、「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし」で真っ先に駆け下りた武勇で知られる武将。
義経追討の奥州合戦でも手柄を上げ、会津四郡を領有しているので、その時に生まれた武勇伝だと推測できます。

妖精とは自然物の精霊で、中国ではもともと「人を惑わすあやしい化け物、妖怪」(魑魅魍魎=ちみもうりょう)を指す言葉なんだとか。
つまりは大蛇も広いくくりでは妖精の仲間。
その大蛇伝説を背景に、金山町は「妖精の里」として売り出したのです。

1階が企画展の会場で、2階が常設展。

常設展では、英文学者でケルト・ファンタジー文学の第一人者、井村君江(いむらきみえ)氏のコレクションを中心に妖精に関する絵画や資料を展示。
『ファイナルファンタジー』のキャラクターデザインを担当したことで知られ、欧米でも人気の天野喜孝(あまのよしたか)のシェークスピアの『夏の夜の夢』を表したステンドグラスにも注目です。

妖精美術館
名称 妖精美術館/ようせいびじゅつかん
Fairy Museum
所在地 福島県大沼郡金山町大栗山狐穴2765
関連HP 金山町商工会公式ホームページ
電車・バスで JR只見線会津川口駅からタクシーで20分
ドライブで 磐越自動車道会津坂下ICから約25km
駐車場 あり
問い合わせ 妖精美術館 TEL:0241-55-3180
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

沼沢湖

2018年2月17日

 

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