奈良県と三重県に囲まれた「全国唯一飛び地の村」、 和歌山県東牟婁郡北山村。新宮川(熊野川)水系の北山川では、かつて木材を流した筏(いかだ)の歴史を活かし、『北山川観光筏下り』を行なっています。7月〜9月の夏場に限り、木曜を除く毎日2便を運航、完全予約制なので、まずは予約を!
毎年7000人が体験する日本唯一の爽快筏下り!
『北山川観光筏下り』の筏は、長さ5mほどの杉の丸太材8本で組まれた筏(「床とこ)を7つ連結した全長29.6mの筏の隊列で、先頭の床から順に1番床~7番床と呼んでいます。
筏には手すりがありますが、難所ではしゃがんだりして乗船者自らがバランスをとって安全を確保するというなかなかスリリングな乗り物。
観光センターから「筏専用バス」で筏下りの出発点・ オトノリへ移動し、川下りを楽しんだ後に小松から再び「筏専用バス」で観光センターに戻るもの。
受付時間は第1便が、9:00~10:20、第2便が11:30~12:40で、筏下りはなんと所要1時間10分というロングコースです。
往復の「筏専用バス」を含めると全行程は2時間ほど。
「基本的に雨天でも運航いたしますが、川の状況や気象条件、ダム放流の可能性がある場合は、出発前、出発後であっても急きょ運航を中止する場合があります」とのこと。
かなりスリリングな乗り物で、救命胴衣を付けて、バランスをとりながらの乗船となるので、乗船対象者は、10歳以上、75歳以下の健康、健脚な人に限られます。
筏の上で疲れて足を踏ん張れなくなるような人は、乗船を諦めたほうがいいでしょうし、熟年世代なら「今のうちに体験」というのもアリでしょう。
当然、妊娠している人、そして酒帯びでの乗船はできません。
びしょ濡れになるので(腰から下は必ず濡れ!)、濡れてもよい履物(ビーチサンダルなど)、着替え、帽子や飲料水(熱中症対策のため、500mlペットボトルホルダー完備)、雨具(雨天時はカッパ着用可能)の持参を。
小型カメラ、スマートフォンなどでの撮影は可能ですが、防水対策に留意を(三脚の使用持ち込みは不可)。
ただし、急流など危険箇所では撮影禁止となっています。
料金は大人(12歳以上)6600円、10歳〜12歳未満は3300円。
北山川観光筏下り予約サイトからのWEB予約締切は3日前なので、早めの予約を。
なお、「万一事故が発生した場合においては、保険適用内での対応となります。 事前に、お客様個人での国内旅行保険等のご加入も推奨」としています。
過去の事故としては、2008年8月1日に、筏が岩場にぶつかり、乗客1人が骨折する事故がありますが、まだ大事故はなく、安全運航が続いています。
夏本番! 『北山川観光筏下り』を楽しもう!|2024 | |
開催日時 | 2024年5月3日(金)~9月30日(月) |
所在地 | 和歌山県東牟婁郡北山村 |
場所 | 北山村観光センター |
関連HP | 北山村観光サイト |
駐車場 | 道の駅おくとろ駐車場を利用 |
問い合わせ | 北山村観光センター(道の駅おくとろ内)TEL:0735-49-2324(9:00〜17:00)/FAX:0735-49-2588 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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