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愛染寺

愛染寺

石川県加賀市の片山津温泉にある真言宗の寺、愛染寺。温泉を掘削し、明治20年代中頃、塩津村・作見村にまたがる温泉街となった片山津の人々から請われて金沢から現寺地に移転し、以来、薬師如来を本尊に片山津温泉の温泉守護の寺として信仰を集めています。

片山津温泉の温泉守護の寺

中世に現在の兼六園近くにあった愛染坊が、慶安2年(1649年)、加賀藩5代藩主・前田綱紀(まえだつなのり)により卯辰山(うたつやま)山麓の寺院群に鎮護山愛染院として再興し、愛染明王を本尊に、前田家の安産祈願所となった寺。
片山津は、柴山潟(しばやまがた)の湖底に源泉があったため、江戸時代には温泉が利用されることなく、ようやく明治9年に湖畔の埋め立て、温泉の開削を行ない、温泉宿2軒が創業。
明治時代中頃には矢田屋松濤園(明治29年創業)など、多くの湯宿が創業し、湯治客を迎えるまでに発展したのです。
そうした温泉街としての繁栄を背景に、温泉守護の寺として勧請されたのが愛染寺で、片山津温泉では柴山潟の浮御堂とともに、二大パワースポットになっています。

1年に一度、正月の三が日だけ御開帳される出世地蔵は、柴山潟の湖底から漁師の網にかかり、引き上げられた石仏。

縁結びに霊力がある愛染明王を祀った護摩堂は、平成13年に建てられたモダンな建物(バリアフリー)。
護摩木に願いを書いて奉納する仕組み。
ハートの絵馬は、ハートをはめ込むという日本唯一の「はめ込み式絵馬」。

愛染寺
名称 愛染寺/あいぜんじ
所在地 石川県加賀市片山津温泉11-3-5
関連HP 愛染寺公式ホームページ
電車・バスで JR加賀温泉駅から加賀温泉バス片山津温泉・百万石時代村方面行きで9分、片山津温泉下車、徒歩8分
ドライブで 北陸自動車道片山津ICから約4km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 愛染寺 TEL:0761-74-0169/FAX:0761-74-6635
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

片山津温泉・浮御堂

石川県加賀市片山津温泉、片山津温泉の湖畔にある湯の元公園と浮桟橋で結ばれたのが柴山潟の湖上に建っている浮御堂(うきみどう)。村人を困らせていたおろちが娘の姿をした弁財天の琵琶の力で龍神になったという片山津の伝説「龍神と娘」にちなんで造られた

片山津温泉総湯

石川県加賀市、加賀温泉郷のひとつ、片山津温泉の中心にある共同湯が片山津温泉総湯。柴山潟の湖畔にたたずむガラス張りの建物で、お洒落な美術館のような外観。「潟の湯」、「森の湯」2つの浴室に「まちカフェ」が併設され、2階には白山連峰、柴山潟を眺望

 

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