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豊橋から鳥羽へ、「伊勢湾横断ルート」は安・楽・短!?

伊勢湾横断ルート

東京方面から、鳥羽(鳥羽/三重県)や伊勢志摩を目指す場合、新幹線で名古屋まで、さらに近鉄かJRに乗り換えるのが一般的。ユニークな方法が、豊橋駅で下車し、バスで伊良湖岬へ、そこから伊勢湾フェリーで鳥羽港へというもの。この「伊勢湾横断ルート」、果たして安・楽・短となるのでしょうか?

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豊橋鉄道渥美線

東京から鳥羽を定石通りに名古屋回りでプランニングすると、東京駅8:12発「のぞみ15号」で名古屋駅9:48着、近鉄名古屋駅10:10発の近鉄特急賢島行きで、鳥羽駅11:48着。
所要3時間36分、乗車券8450円、特急券5520円で合計1万3970円という計算に。

ではでは経路探索などでは決して出てこない「伊勢湾横断ルート」で試してみると・・・。
東京駅8:33発「ひかり635号」で豊橋駅9:53着(乗車券5170円、特急券3400円)。
(「こだま」では時間がかかるので、豊橋停車の「ひかり」を利用します)
新豊橋駅10:15発の豊橋鉄道三河田原駅行きで三河田原駅10:50着(乗車券550円)
11:00発(始発)の豊鉄バス休暇村行きに乗り継いで、伊良湖岬11:57着、運賃は1120円。
伊良湖岬港12:20発の伊勢湾フェリーに乗り継いで鳥羽港13:20着(乗船料1800円)。

というわけで、「伊勢湾横断ルート」は、所要4時間47分、合計1万2040円ということに。
比較すると、1時間11分ほど余分にかかり、1930円安いことに。
東京駅〜豊橋駅には「ぷらっとこだま」の設定はないので、「ひかり」の利用が賢明。

豊橋駅〜鳥羽港は、渥美線新豊橋駅で販売の「鳥羽豊橋割引きっぷ」(2900円/2日間有効)を購入すると、トータル1万1470円で名古屋回りよりも2500円安い計算になります。
仮に近鉄名古屋〜賢島に特急料金不要の急行を利用したとしても、「伊勢湾横断ルート」の方が安上がりです。

乗り物好きなら、豊橋鉄道渥美線に乗り、路線バスに乗り、さらに伊良湖フェリーと移動だけでも十分に楽しめます。

結論からいえば、時間的に「短」ではありませんが、「安」と「楽」は得られることに。
しかも「鳥羽豊橋割引きっぷ」は2日間有効なので、伊良湖岬周辺に宿泊もできます。

豊橋から鳥羽へ、「伊勢湾横断ルート」は安・楽・短!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

本州に残る珍しい「海上国道フェリー」が、伊勢湾フェリー

国道は、陸の上だけではなく、海上にも存在します(県道なども同様)。そこにフェリーが就航すれば「海上国道フェリー」となります。本州では佐渡汽船(国道350号)と伊勢湾フェリー(国道42号・国道259号)の2ヶ所のみ、離島と結ぶ国道でないのは、

伊勢湾フェリー伊良湖港

渥美半島の先端、伊良湖港(愛知県田原市)と鳥羽港(三重県鳥羽市)を55分で結び、伊勢湾を横断するフェリーの発着所が伊勢湾フェリー伊良湖港。旅客ターミナル的な施設は、道の駅クリスタルポルトがありますが、きっぷ売り場・待合所は、その横の伊良湖港

 

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