明治43年築の旧第九十銀行本店本館を再生し、石川啄木と宮沢賢治が青春を育んだ盛岡の街とふたりの青春時代を紹介する博物館がもりおか啄木・賢治青春館。ふたりはともに盛岡中学の出身。旧第九十銀行本店本館設計者の横濱勉(よこはまつとむ)も盛岡中学の出身です。常設展示室では、啄木と賢治の青春と文学をパネルや写真などで紹介。
啄木と賢治の盛岡時代をクローズアップ
石川啄木は、明治31年、岩手県盛岡尋常中学校(啄木入学の翌年、岩手県盛岡中学と改名、現・盛岡一高)に入学。
先輩(明治29年入学)にはアイヌ語研究の本格的創始者でもある金田一京助(きんだいちきょうすけ)がいました。
明治42年には宮沢賢治が入学しています。
かつての銀行の頭取室は、映像で啄木と賢治を紹介する部屋、応接室が街並展示室「モリーオ」、金庫室は光と音の体験室「スバル」に、店舗だった部分はミュージアムショップ、喫茶「あこがれ」とするなど、重厚な銀行建築を巧みに生かしています。
建物は岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館とともに盛岡における明治洋風建築のシンボル的な存在(明治43年12月竣工)で、国の重要文化財。
啄木や賢治が生きた時代は、盛岡が近代化を進めた激動の時代。
そんな時代を象徴する建物が旧第九十銀行本店本館なのです。
もりおか啄木・賢治青春館 3つのチェックポイント
盛岡中学出身の石川啄木と宮澤賢治を紹介
明治43年築の旧第九十銀行を再生し、建物は国の重要文化財
啄木や賢治が暮らした時代を体感できる
もりおか啄木・賢治青春館 | |
名称 | もりおか啄木・賢治青春館/もりおかたくぼく・けんじせいしゅんかん Morioka Takuboku & Kenji Museum |
所在地 | 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-26 |
関連HP | もりおか啄木・賢治青春館公式ホームページ |
電車・バスで | JR盛岡駅から岩手県交通都心循環バスでんでん虫左回りで10分、盛岡バスセンター下車、徒歩3分 |
ドライブで | 東北自動車道盛岡ICから約8km |
駐車場 | プラザおでって地下駐車場(有料)を利用 |
問い合わせ | もりおか啄木・賢治青春館 TEL:019-604-8900/FAX:019-604-8900 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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