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紺屋町番屋

紺屋町番屋

岩手県盛岡市紺屋町(こんやちょう)にある歴史ある消防番屋が紺屋町番屋。紺屋町番屋は、明治24年に建てられた盛岡消防よ組(江戸時代に火消しの「田組」として発祥)の番屋を大正2年に消防組第四部事務所として改築したもの。カフェ併設の街角交流施設として令和4年2月にオープン。

塔上には風見鶏の飾りもある、火の見櫓

江戸時代に染め物屋(紺屋)が多く栄えていた町で、漆喰の土蔵や商家、歴史的建造物も数多く残されています。
南部紫や南部茜(なんぶあかね)によって染められた布地は、江戸時代には盛岡藩の特産物になっていました。

紺屋町番屋の完成当日の模様を『岩手日報』は、「外観の美と相俟ち消防夫の作業上、頗る便利なるべし」と報じています。
また、詩人で建築家の立原道造は『盛岡ノート』(昭和13年)に「夕ぐれ 火の見櫓に火がともる 僕の心は それを見ている」と記しています。
盛岡は大火に見舞われたこともあって火の見櫓の多い町で、昭和初期には10基もの火の見櫓が建っていました。

昔懐かしい六角形の望楼は、現在も盛岡消防団第五分団の火の見櫓として、現役でしたが(望楼へは2階から屋根裏を通って螺旋階段で上る仕組み)、耐震性などが懸念され、改修工事終了後にカフェ併設の街角交流施設としてリニューアル。
注/使用する画像はリニューアル前のものです

紺屋町番屋
名称 紺屋町番屋/こんやちょうばんや
所在地 岩手県盛岡市紺屋町4-33
関連HP 盛岡市公式ホームページ
電車・バスで JR盛岡駅から岩手県交通都心循環バスでんでん虫左回りで10分、盛岡バスセンター下車、徒歩5分
ドライブで 東北自動車道盛岡ICから約6km
駐車場 なし/プラザおでって地下駐車場(有料)を利用
問い合わせ 盛岡市都市整備部景観政策課 TEL:019-601-5541/FAX:019-637-1919
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

岩手銀行赤レンガ館

岩手県盛岡市にあるレンガ造りの銀行建築が岩手銀行赤レンガ館。東京駅の設計で知られる辰野金吾(たつのきんご)とコンビを組んだ岩手出身の葛西萬司(かさいまんじ)が設計を担当した赤レンガの建物で、平成24年まで実際に銀行として使用されていました。

 

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