岩手県盛岡市街、盛岡地方裁判所構内にある周囲23mの巨大な花崗岩の割れ目から育った桜がその名の通りの石割桜。国の天然記念物に指定される石割桜は、樹高11m、根回り4.3mというエドヒガンの巨樹で樹齢は300年とも400年ともいわれています。例年の見頃は4月中旬〜下旬頃。
盛岡地方裁判所構内にある国の天然記念物の桜
敷地は盛岡南部藩の上席家老を務めた北監物(きたけんもつ=南部済揖/なんぶさいしゅう)など北家の屋敷があった場所。
廃藩置県後、官有地となり明治9年に仙台裁判所盛岡支庁が建てられました。
北家の家臣の日記によれば宝永5(1708年)年6月17日の落雷で岩が割れたとあり、逆算すれば樹齢300余年となります。
昭和7年に盛岡地方裁判所は火災で焼失していますが、庭師・藤村治太郎が身につけていた半纏(はんてん)を水に浸して石割桜を火から守ったといわれています。
同じ盛岡市内にある龍谷寺(りゅうこくじ=啄木が妻となる堀合節子に出会った寺)の「モリオカシダレ」も国の天然記念物に指定され、盛岡市は桜が国の天然記念物に指定されている日本最北端の地となっています。
石割桜 | |
名称 | 石割桜/いしわりざくら |
所在地 | 岩手県盛岡市内丸9-1盛岡地方裁判所内 |
関連HP | 盛岡市公式ホームページ |
電車・バスで | JR盛岡駅から徒歩20分 |
ドライブで | 東北自動車道盛岡ICから約6km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 盛岡市観光交流課 TEL:019-651-4111/FAX:019-604-1717 |
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