サイトアイコン ニッポン旅マガジン

黒石寺

黒石寺

岩手県奥州市水沢黒石町にある天台宗の古刹、黒石寺(こくせきじ)。国の無形文化財に選定される『黒石寺蘇民祭』で有名。寺伝によれば、天平元年(729年)、行基が東北地方初の寺として開いたという伝承もあり、大同2年(807年)に坂上田村麻呂が再興、嘉承2年(849年)、円仁(慈覚大師)が中興という。

薬師如来坐像には日本最古の墨書銘(年号)が!

天平元年(729年)の開山時には、東光山薬師寺でしたが、嘉承2年(849年)に妙見山黒石寺に改名。
現在の藤波大吾住職で、40世となる古刹です。
神仏習合、修験の寺として、さらに坂上田村麻呂が蝦夷(えみし)への防備を目的に、延暦21年(802年)に築いた古代城柵で東北の鎮守府、胆沢城(いさわのき)の鎮守社、石手堰神社 (いわていじんじゃ)の別当(神社を管理する寺)としても機能し、中世には隆盛したと伝えられています。

現存する本堂と庫裏は明治17年の再建。
像内膝裏には貞観4年(862年)の墨書銘がある像高126.0cmの木造薬師如来坐像、木造僧形坐像(伝・慈覚大師像)、木造四天王立像は国の重要文化財。
日光菩薩像、月光菩薩像は平泉の奥州藤原氏2代・藤原基衡(ふじわらのもとひら)が平安時代後期に寄進したと伝わり、岩手県の文化財に指定されています。

旧暦正月7日から翌早朝に繰り広げられるのが黒石寺『蘇民祭』で、岩手県を中心に日本各地に伝わる蘇民祭では、黒石寺が最も有名。

黒石寺
名称 黒石寺/こくせきじ
所在地 岩手県奥州市水沢黒石町山内17
関連HP 黒石寺公式ホームページ
電車・バスで JR水沢江刺駅からタクシーで15分
ドライブで 東北自動車道奥州スマートICから約10km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 黒石寺 TEL:0197-26-4168/FAX:0197-26-4303
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

黒石寺『蘇民祭』|奥州市

旧暦1月7日~8日7:00頃、奥州市の黒石寺(こくせきじ)で日本三大奇祭『蘇民祭』が開催されます。天平元年(729年)創建と伝わる奥州市水沢の古刹、黒石寺。「旧暦の正月7日夜から翌早暁にかけて行なわれる『裸の男と炎のまつり』で、蘇民袋の争奪

日本三大奇祭とは!?

日本三大奇祭に数えられる候補は複数あり、毎年開催を条件にすると有力候補は、黒石寺蘇民祭(岩手県奥州市)、なまはげ柴灯まつり(秋田県男鹿市)、吉田の火祭り(山梨県山梨市)、国府宮はだか祭(愛知県稲沢市)、四天王寺どやどや(大阪市)、西大寺会陽

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了