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東京発で激得な使い方も! 「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」

JR東海が発売する「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」。JR東海管内で通年発売され、土休日の2日間有効というトクトクきっぷで、東海エリアのJR・私鉄・三セクの普通・快速列車自由席に乗り降り自由。しかも「ひかり」、「こだま」や特急にも別に特急券を購入すれば乗車できます。関東の人も「熱海で購入すれば!」というきっぷです。

熱海駅〜名古屋駅で元が取れる計算

特急「南紀」で新宮へ(別に特急券を購入すれば乗車可能)

JR東海の東海道新幹線(熱海駅~米原駅間)の「ひかり」、「こだま」、在来線全線と16の私鉄・三セクで利用できるきっぷで、土休日の2日間有効、大人8620円、小人4040円。
1日4310円以上の乗車券分の旅をすれば元が取れる計算に。
新幹線「ひかり」「こだま」にも4回まで乗車できますが、名鉄・近鉄にはエリア内でも乗車はできません。
単純に熱海駅〜名古屋駅まで在来線、新幹線で旅すれば乗車券代は4840円なので、1日4310円以上をクリアして、すでに元が取れることに。
ただし新幹線をメインに考える場合は「ぷらっとこだま」との比較が必要です。

利用可能な私鉄16路線は、伊豆箱根鉄道(駿豆線)、岳南電車、静岡鉄道、天竜浜名湖鉄道、遠州鉄道、豊橋鉄道、愛知環状鉄道、JR東海交通事業(城北線)、名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)、明知鉄道、長良川鉄道、養老鉄道、樽見鉄道、伊勢鉄道、三岐鉄道(北勢線)、近江鉄道です。

在来線でいえば御殿場線(国府津駅〜沼津駅)、身延線(富士駅〜甲府駅)もJR東海ですし、紀勢本線なら新宮駅(和歌山県新宮市)まで、高山本線なら高山駅を越え、猪谷駅(富山県富山市)、中央西線で塩尻駅(長野県塩尻市)、飯田線で辰野駅(長野県上伊那郡辰野町)、そして西はJRは在来線、新幹線とも米原駅(滋賀県米原市)までですが、その先、近江鉄道が利用できるので近江八幡や、貴生川まで足を伸ばすことができます。

東京駅から米原駅まで通しで東海道新幹線「ひかり」を利用する場合は、東京〜熱海間の運賃と新幹線特急券、熱海〜米原間の新幹線特急券という支払いになります。
逆に特急券を東京~熱海、熱海〜米原と分ける程度でOKと考えることもできます。
それがもったいないという場合は、熱海駅まで在来線を利用することに。
熱海まで普通列車のグリーン車を利用するのもおすすめです。

JR東海の各駅のきっぷ売場、サポートつき指定席券売機設置駅で発売されますが、甲府駅、国府津駅、辰野駅、塩尻駅、猪谷駅、新宮駅では販売がありません(他社の管轄駅のため)。
熱海駅はJR東海の新幹線乗換口で購入を。

東京発「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」お得な利用法

近江八幡へ
熱海駅〜米原駅は乗車券6050円、指定席特急料金は4710円。
米原駅〜近江八幡駅は近江鉄道で960円なので、乗車券合計は7010円で「4310円以上の乗車券分の旅をすれば元が取れる」という計算が成り立ちます。
ただし、乗車券は分割して購入となるため、通しで買うよりも550円損する計算となり、特急券も同様に熱海まで自由席を利用したとしても1320円損をしているので、熱海までは在来線のグリーン車というのがおすすめです(東京駅〜米原駅を通しで利用した場合は7480円、特急券5150円)。
乗車券が東京〜熱海、熱海〜米原と分割しても往復で4000円は得することになります。

飛騨高山へ
熱海駅〜名古屋駅〜高山駅は乗車券7480円で十分元が取れる計算です。
熱海駅〜名古屋駅は「ひかり」を利用し、名古屋駅で特急「ひだ」に乗り継ぎます。
こちらは往復で5000円ほど得しています。

新宮へ
熱海駅〜新宮駅は乗車券8220円で片道でほとんど元が取れそうな状況です。
名古屋駅で特急「南紀」に乗り換えればOKです。
新宮往復なら6000円ほど得しています。

伊勢神宮・鳥羽へ
熱海駅〜鳥羽駅は乗車券6900円(伊勢神宮の玄関駅・伊勢市駅までは6570円)。
名古屋駅で「快速みえ」に乗り換え伊勢市駅まで。
さらに各駅停車で到達できます。
伊勢市往復で3500円、鳥羽往復で4000円ほど得します。

かつて西武鉄道で活躍した電車の走る近江鉄道
東京発で激得な使い方も! 「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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