2024年10月26日(土)~10月27日(日)、秋田県大仙市の大仙市中仙支所で『第37回全国ジャンボうさぎフェスティバル』を開催。長い年月に亘り改良を重ね、現在に引き継がれてきた秋田県特有の大型の白うさぎ(日本白色種秋田改良種)を後世に残すためのイベントで、文字通り、うさぎのサイズを競うものです。
8kgを超えるビッグサイズを、ジャンボうさぎと定義
大仙市中仙支所前のドンパン広場を会場に、初日の土曜日は、うさぎ品評会(13:00〜14:30)で、大きさ・毛並みなどが審査され、日曜日に品評会(7:45〜11:00)のほか、一般公開(9:00〜15:00)でジャンボうさぎ体重あてコンテスト、うさぎプレゼント、ジャンボうさぎふれあいコーナー、ジャンボうさぎ販売、地元産和牛販売などのイベントが行なわれます。
過去最高重量のジャンボうさぎは、11.1kgもあり、近年でも10kg前後のジャンボなうさぎが優勝しています。
うさぎは大きくなるにつれ暑さに弱いなどの弱点もあり、10kgオーバーになるまで育てるのは至難の業。
秋田県でうさぎの大型化に取り組んだのは明治32年頃、仙北郡長戸呂村(現・大仙市長戸呂)の馬産家だった佐々木房之助が岐阜県から大型のうさぎを導入したのが始まり。
当時は食肉、そして毛皮が利用できるとあって、うさぎの飼育は盛んに行なわれ、大型化も重要な課題だったのです(秋田県で改良が盛んに進んだのは昭和に入ってから)。
その後、仙北地域、中仙地域の飼育家が改良を重ね、大型化に取り組んできました。
昭和59年、大仙市の佐藤喜志治さんが60余年にわたるうさぎ飼育の技術を活かし、10.4kgのジャンボうさぎ(生後17ヶ月の雌「館桜号」)を生み出しました(物心ついたときからうさぎを飼っていたという佐藤さんは当時75歳)。
それまでは、日本白色種秋田改良種は大きく育っても7kgが限界とされていました。
これ以降、10kgを目指して大仙市(中仙、角館、大曲)、仙北市の愛好家たちは、うさぎの大型化にその技を競っているのです。
大仙市では、日本白色種秋田改良種の中でも、8kgを超えるものを、ジャンボうさぎと定義し、それ以下は、単なるうさぎということに。
一般的な成猫のオスで4kg~5kg、メスで3kg~4kgなので、猫の2倍のサイズということに。
第37回全国ジャンボうさぎフェスティバル|大仙市|2024 | |
開催日時 | 2024年10月26日(土)~10月27日(日) |
所在地 | 秋田県大仙市北長野茶畑141 |
場所 | ドンパン広場(大仙市中仙支所前) |
関連HP | 大仙市公式ホームページ |
電車・バスで | JR羽後長野駅から徒歩5分 |
ドライブで | 秋田自動車道大曲ICから約18km |
駐車場 | JAおばこ中仙支店駐車場、つくし薬局駐車場、物産中仙駐車場、消防中仙分署裏駐車場などを利用 |
問い合わせ | 全国ジャンボうさぎフェスティバル実行委員会事務局 TEL:0187-56-2113/FAX:0187-56-2118 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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