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2月中旬・10月下旬、神割崎で神々しい奇跡の絶景が!

神割崎

宮城県本吉郡南三陸町と石巻市の境にある神割崎(かみわりざき)。三陸復興国立公園にも指定される風光明媚な海岸線で、南三陸屈指の景勝地となっているのが神割崎です。神が割る崎というなの通り、崎先端の岩が大きく割かれていますが、例年2月中旬と10月下旬には岩の間から太陽が昇るという神々しいばかりの奇跡の絶景が!

三畳紀の地層が波蝕で大きく割かれた地形

現在も南三陸町と石巻市境ですが、かつては長清水浜村(旧・戸倉村、現・南三陸町戸倉)、十三浜村(現・石巻市北上町十三浜)の村境を海岸部で村境を争っていたようで、海岸に巨大な鯨が打ち上げられた際、村がその所有を巡って争奪戦となりましたが、その夜、地響きとともに岬はふたつに割れたため、村人は神様が下した裁きだろうと考えて、紛争も解決したという伝承があります。

実際にも伝承を裏付けるように、漁業権などを含めて長らくは共有地で、境界が画定したのも平成元年のこと。

夏場にはニッコウキスゲやハマギクなどが咲き、「日本の白砂青松100選」にも選定されていますが、実は南三陸町は、明治時代の初め、ナウマンが国内で初めて三畳紀の地層を発見した地で、「地質学のふるさと」。
三畳紀は、恐竜が誕生した2億5000万年前~2億年前のことで、神割崎も三畳紀の地層です。
前期三畳紀に海で形成された地層が隆起し、それが浸食されたのが神割崎ということに。

過去には隙間に倒木がはさままったこともありますが(2024年も倒木がありました)、地元の自治体が撤去し、神々しい日の出が美しく見られるようにしています。

2月中旬・10月下旬、神割崎で神々しい奇跡の絶景が!
名称 神割崎/かみわりざき
所在地 宮城県本吉郡南三陸町戸倉寺浜・石巻市北上町十三浜石生
関連HP 南三陸町観光協会公式ホームページ
ドライブで 三陸自動車道河北ICから約28km、志津川ICから約33km
駐車場 あり/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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