鹿児島県南大隅町、佐多岬へ向かうドライブの最後のアプローチが、大泊から佐多岬の駐車場まで続く全長8.2kmの佐多岬ロードパーク。もともとは昭和39年5月2日開通の有料道路で、平成19年4月26日に無料化し、現在は町道佐多岬公園線になっています。
本土最南端へと通じる町道は、かつての有料道路
いわさきグループは、昭和31年開業の指宿観光ホテル(現・指宿いわさきホテル)の開業をきっかけに、屋久島、奄美大島のバス事業だけでなく、観光事業に進出。
昭和32年に着工、昭和39年に完成したのが、佐多岬ロードパーク。
背景には、佐多岬が日南海岸と並ぶ新婚旅行に人気の地だったことが挙げられます。
海外旅行が夢の時代、本土最南端で、南国ムードを満喫したのです。
佐多岬は、最盛期の昭和40年代には、新婚旅行者など年間25万人が訪れていましたが、平成22年には3万3000人まで落ち込み、平成24年にはいわさきグループが佐多岬の観光事業から撤退し、有料道路も町道に。
現在では環境省と鹿児島県、南大隅町がタッグを組み、佐多岬公園を無料化、観光案内所、展望台の整備などを進め、
現在、佐多岬一帯は、霧島錦江湾国立公園特別保護区。
その佐多岬へと続く佐多岬ロードパーク沿いにも亜熱帯の樹木が生い茂り、南国ムード満点のドライブが満喫できます。
途中、野性のサルがひょっこり現れることもあり、なんとものどかなムード。
かつて田尻にある第2ゲートから先の2.2kmとロードパーク駐車場から先の岬先端部は、佐多岬展望公園入園料が必要でしたが、今はこれも無料に。
佐多岬へは、終点のロードパーク駐車場からジャングルの中の佐多岬遊歩道を歩いて20分〜30分で到達可能。
途中の田尻漁港(佐多岬ロードパーク沿いではなく脇に入ります)からは、半潜水型水中展望船「さたでい号」も出港しています。
佐多岬ロードパーク | |
名称 | 佐多岬ロードパーク/さたみさきろーどぱーく |
所在地 | 鹿児島県肝属郡南大隅町馬籠大泊 |
関連HP | 南大隅町公式ホームページ |
ドライブで | 東九州自動車道野方ICから約74km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 南大隅町商工観光課観光開発係 TEL:0994-24-3115/FAX:0994-24-3119 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag