鎌倉、扇ガ谷(おうぎがやつ)にある真言宗泉涌寺派の寺、浄光明寺。源頼朝の天下統一を助けた文覚上人が、頼朝の命により建立した草庵がルーツと伝わりますが定かでありません。寺伝によれば、建長3年(1251年)、鎌倉幕府6代執権・北条長時が開基。長時は文永元年(1264年)、36歳で夭逝し、浄光明寺に葬られています。
後醍醐天皇、足利尊氏らも寺領を寄進
後醍醐天皇、足利尊氏らも寺領を寄進している名刹で、建武2年(1335年)、謀反の疑いをかけられた足利尊氏が、後醍醐天皇に対し、自ら謹慎して籠った寺と伝えられています。
室町時代には鎌倉公方(かまくらくぼう=関東十ヶ国における出先機関の長)の菩提寺となっています。
収蔵庫には、寺の本尊で鎌倉時代独特の文様「土紋」を施した、阿弥陀如来坐像など、国や県の重要文化財を収蔵。
秋に咲き誇る萩も実に見事です。
また、門前には鎌倉十井(かまくらじゅっせん)のひとつ、「泉の井」(いずみのい)があります。
浄光明寺 | |
名称 | 浄光明寺/じょうこうみょうじ |
所在地 | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷2-12-11 |
関連HP | 鎌倉市公式ホームページ |
電車・バスで | JR鎌倉駅西口から徒歩15分 |
ドライブで | 横浜横須賀道路朝比奈ICから約6.7km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 浄光明寺 TEL:0467-22-1359 |
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