三浦半島のほぼ中央にそびえる大楠山(標高241.1m)は、三浦半島の最高峰。北側は葉山国際カンツリー倶楽部となって芝が広がるが、ほかは自然林が残され、西側には前田川が小さな渓谷となって流れています。山頂には展望台があり、周囲に高い山がないので、東京湾から富士山まで、雄大なパノラマを楽しむことができます。
三浦半島の最高峰から東京湾、三浦半島、富士山を一望に
東京湾側からは阿部倉コース(JR田浦駅から徒歩2時間30分)と衣笠コース(JR衣笠駅から徒歩2時間30分/2020年3月まで横須賀ごみ処理施設建設に伴って通行止め、阿部倉コースへの迂回ルートを用意)、相模湾側からは前田橋コース(前田橋バス停から徒歩1時間10分)、大楠芦名口コース(大楠芦名口バス停から徒歩1時間)、湘南国際村コース(湘南国際村センター前バス停から徒歩45分=大楠山への最短コース)という5本のハイキングコースがあり、国道134号の前田橋を起点にする前田橋コースがもっとも人気の登山ルート。
山頂には「大楠山ビューハウス」と呼ばれる展望塔があり、売店も営業。
展望塔からは横須賀市街を眼下に、対岸の房総半島、遠く富士山まで一望のもと。
関東の富士見百景にも選ばれています。
山頂直下の葉山側(大楠山から200m)に大楠山レーダ雨量観測所(国土交通省が全国26ヶ所に設置した雨量を測定する施設で塔高55m)があり、大楠平と呼ばれる一帯にはボランティアが整備する菜の花(開花:3月中旬〜4月上旬)、コスモス畑(開花:9月上旬〜10月上旬)、大楠山レーダー雨量観測所展望所もあります。
山頂まで大楠山林道が通じていますが悪路で、一般車両の通行を制限しているため、ハイキングで登頂を。
ドライブの場合は秋谷漁港または立石公園に駐車し、前田橋コースを歩く、あるいは芦名漁港に車を置き、大楠芦名口コースを登るのが賢明。
大楠山は、4月11日頃、8月31日~9月1日頃にダイヤモンド富士を眺めることができますが、日没のため観賞後に懐中電灯で山道を下ることに。
大楠山 | |
名称 | 大楠山/おおぐすやま |
所在地 | 神奈川県横須賀市芦名3 |
関連HP | 横須賀市公式ホームページ |
電車・バスで | JR衣笠駅から京浜急行バス逗子行きで7分、大楠山登山口下車、徒歩1時間 |
ドライブで | 横浜横須賀道路衣笠ICから約7.8kmで秋谷漁港・県営立石駐車場 |
駐車場 | 秋谷漁港(100台/有料)・県営立石駐車場(62台/無料) |
問い合わせ | 横須賀市文化スポーツ観光部観光課 TEL:046-822-8568 |
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