小田原駅西口駅前広場のロータリーに立つ北条早雲(ほうじょう そううん)の像。北条早雲は、室町時代中後期(戦国時代初期)の武将で、後北条氏の祖。「北條早雲公像」は、鎧兜を着けた凛々しい騎馬像です。相模平定し、東国の戦国武将の魁(さきがけ)となったのが北条早雲で、早雲以降5代に渡って関東に覇を唱えています。
小田原発展の基礎を築いた北条早雲
鎌倉幕府の執権をつとめた北条氏の後裔ではなく、室町幕府の御家人・伊勢氏の一族(伊勢平氏)であることから後世の史家からは後北条氏と呼ばれています。
後北条氏は、北条早雲(伊勢盛時)・氏綱・氏康・氏政・氏直と5代続き、「北条五代」と称されることも。
北条早雲は、伊勢盛時(いせもりとき)が本名で存命中は北条早雲と呼ばれたことがありません。
しかし、後世では北条早雲と通称されているのです。
北条早雲は、備中荏原荘(現・岡山県井原市神代町)の生まれ。
駿河国(静岡県)に下向し、興国寺城(現・沼津市)を拠点に、伊豆を勢力下に治め、さらに明応4年(1495年)に甲斐国(山梨県)に攻め込み、続いて相模国の小田原城を奪取。
小田原城を拠点に相模に進出しています。
小田原城は、3代当主・北条氏康(ほうじょううじやす)の時代には難攻不落の城に拡充され、小田原の町全体を総延長9kmの土塁と空堀で囲む日本一の城郭都市となっています。
つまり、北条早雲は小田原の町造りの祖ともいえるわけで、小田原駅前には銅像となって威容を示しているのです。
北條早雲公像 | |
名称 | 北條早雲公像/ほうじょうそううんこうぞう |
所在地 | 神奈川県小田原市城山1-4 |
関連HP | 小田原市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR・箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道小田原駅から徒歩すぐ |
問い合わせ | 小田原市観光協会 TEL:0465-22-5002/FAX:0465-22-5027 |
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