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旭橋

箱根湯本から大平台、宮ノ下に向かう国道1号。もともとは、宮ノ下の富士屋ホテルが外国人向けに人力車が通れる有料道路を建設したことに始まります。戦前は、バカンスに訪れる外国人も多く、意匠を凝らした旭橋、函南洞門、千歳橋が昭和の初めに築かれました。この3つは土木遺産、そして国の重要文化財に登録されています。

鉄筋コンクリートのアーチ橋では日本最長!

3つの歴史的な遺産のなかで、もっとも箱根湯本に近いのが、旭橋。まさに箱根山の玄関口に位置する橋で、昭和8年の完成。全長38.5mは、この時代にできた鉄筋コンクリート造単アーチ橋では最長(RCタイドアーチ橋としては、国内最大スパン)。

函南洞門は現役をリタイアしましたが、旭橋は今も現役の国道橋です。幅員は10.0mですが、注目は、箱根駅伝5区の山登りコース途中ということ。斜度10度という湯本側からぐぐっと上る橋になっています。

連続する3つの建造物は、旭橋が和風、函嶺洞門が中国風、千歳橋が洋風と細部のデザインについても工夫され、まさに国際観光地箱根が欧米からの旅行者を意識していたことがわかります。

旭橋
名称旭橋/あさひばし
所在地神奈川県足柄下郡箱根町湯本
関連HP神奈川県公式ホームページ
電車・バスで小田急電鉄・箱根登山鉄道箱根湯本駅から徒歩6分
ドライブで小田原箱根道路箱根口ICから約3.7km
駐車場なし
問い合わせ箱根町総合観光案内所 TEL:0460-85-5700/FAX:0460-85-5721
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

千歳橋

箱根七湯に数えられる塔之沢温泉の入口にかかる国道1号の橋が千歳橋。完成したのは、箱根湯本の旭橋より3年早い昭和5年。外国人観光客を意識して建造された、旭橋、函嶺洞門、千歳橋と続く橋梁・洞門のひとつ。千歳橋の親柱は主アーチと波打つように連結さ

函嶺洞門

明治20年、塔ノ沢〜宮ノ下間に、富士屋ホテルが私費で建設した有料の人力車道の開通が前身という箱根越えの国道1号。塔ノ沢から険しい箱根山中の上りにかかりますが、函嶺洞門、旭橋、千歳橋という3つの土木学会選奨土木遺産、国の重要文化財が連続してい

 

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