大正11年、野口雨情作詞・本居長世作曲で発表された童謡『赤い靴』。童謡『赤い靴』の2番の歌詞には「横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って 異人さんに つれられて 行っちゃった」という歌詞があり、その歌詞をイメージして昭和54年、山下公園に造られたのが「赤い靴はいてた女の子像」です。
国際貿易港・横浜の歴史が生んだ悲しい童話『赤い靴』
像を寄贈したのは赤い靴を愛する市民の会(現・赤い靴記念文化事業団)。
平成22年には山下公園の少女像と同型の像が、横浜市と姉妹都市のアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ市(San Diego)の海辺に建立されています。
海の彼方に向かって座っている少女の姿は、童謡の歌詞を考えると切ない、悲しい姿です。
野口雨情の『赤い靴』の女の子については、静岡県清水市有渡郡不二見村(現在の静岡市清水区宮加三)出身の岩崎かよの娘・佐野きみとされてきましたが、諸説あって定かでありません。
横浜市交通局の観光スポット周遊バスも「あかいくつ」と、やはり野口雨情の『赤い靴』をモチーフにした名前がついています。
童謡『赤い靴』
作詞:野口雨情
作曲:本居長世
1.赤い靴(くつ) はいてた 女の子
異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった
2.横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
3.今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
4.赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢(あ)うたび 考える
山下公園・赤い靴はいてた女の子像 | |
名称 | 山下公園・赤い靴はいてた女の子像/やましたこうえん・あかいくつはいてたおんなのこぞう |
所在地 | 神奈川県横浜市中区山下町279 |
関連HP | 横浜市公式ホームページ |
電車・バスで | 横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩4分、またはJR・横浜市営地下鉄関内駅から徒歩13分 |
ドライブで | 首都高速横羽線横浜公園ランプから約2km |
駐車場 | 山下公園駐車場(223台/有料) |
問い合わせ | 横浜市環境創造局山下公園 TEL:045-681-1860 |
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