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地頭山古墳

地頭山古墳

神奈川県厚木市、国道246号・地頭山洞門の上にある古墳が、地頭山古墳。5世紀(古墳時代中期)築造、墳丘長72mの前方後円墳で、現存する神奈川県第4位の巨大な古墳です。相模における古墳時代中期の最大級古墳です。古墳を開削することを避け、古墳の下に洞門スタイルでバイパスが通っています。

国道246号(大和厚木バイパス)の上に前方後円墳が!

昭和52年8月、江戸時代から地頭山と呼ばれた場所で、国道246号(大和厚木バイパス)・船子地区建設工事の際に厚木市文化財保護委員が偶然発見した古墳。
発掘調査が行なわれていないため、埋葬施設も不明。

バイパスの洞門上に古墳があるという不思議な景観になっています(地頭山洞門は、バイパス建設による古墳の消滅を避けるために国道の片側車線に築かれた洞門です/昭和56年3月に供用開始)。

地元では夜景鑑賞スポットとしても知られていますが、日中に下見しておかないと、とても到達は無理です。

ちなみに神奈川県の現存する巨大古墳は、1位=長柄桜山古墳群・第1号墳(90m/逗子市)、2位=長柄桜山古墳群・第2号墳(88m/逗子市)、3位=瓢箪塚古墳(80m/海老名市)、4位=地頭山古墳(72m/厚木市)です。
神奈川県最大の古墳は、観音松古墳(90m~100m/横浜市港北区日吉3丁目)ですが、消滅。
本来は4位の白山古墳(87m/川崎市)も消滅し、さらに5位の愛甲大塚古墳(80m~90m/厚木市)も半分以上が失われています。
そんななかにあって、国道を洞門とすることでで残された貴重な古墳が、地頭山古墳です。

地頭山古墳
名称 地頭山古墳/じとうやまこふん
所在地 神奈川県厚木市船子1187
関連HP 厚木市公式ホームページ
ドライブで 東名高速道路厚木ICから約3km
問い合わせ 厚木市教育委員会文化財保護課 TEL:046-225-2509/FAX:046-223-0086
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

長柄桜山古墳群・第1号墳

神奈川県逗子市桜山と三浦郡葉山町長柄の境界、丘陵を利用して築かれた2基の前方後円墳が長柄桜山古墳群(ながえさくらやまこふんぐん)。ともに前方後円墳で、第1号墳は墳丘長91.3m、第2号墳は墳丘長88mで、現存する神奈川県の古墳では1位、2位

長柄桜山古墳群・第2号墳

神奈川県逗子市桜山と神奈川県三浦郡葉山町長柄の稜線上に位置する長柄桜山古墳群(ながえさくらやまこふんぐん)。第2号墳は、墳丘長88mの前方後円墳(国の史跡)で、1号墳の91.3mに次ぐ、現存する神奈川県第2位の巨大古墳ということに。蘆花記念

瓢箪塚古墳

神奈川県海老名市国分南にある神奈川県屈指の巨大な古墳が、瓢箪塚古墳(ひさごづかこふん)。上浜田古墳群の1基で、墳丘長80mの前方後円墳。座間丘陵の頂、相模川と周辺の平野部を眼下にする場所で、4世紀末〜5世紀初頭(古墳時代中期初頭)の築造だと

 

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