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唐人駄場・唐人石巨石群

唐人駄場・唐人石巨石群

高知県土佐清水市、足摺岬(あしずりみさき)背後の丘陵地にある足摺半島山中の広大な足摺巨石域の中心的な存在が唐人駄場(とうじんだば)。唐人駄場遺跡からは縄文時代初期から弥生時代にかけての石器や土器片が多く出土し、ストーンサークルとも推測される巨石群、そして唐人石巨石群もあります。

唐人駄場近くには唐人石巨石群も!

唐人石巨石群

ストーンサークル状の列石は、長径185m、短径160mという巨大なもので、ストーンサークルであることが確認されれば世界最大規模になります。
さらに上部には唐人石と呼ばれる石が積み重なった巨石群があり、唐人駄場遺跡を中心に一帯は唐人駄場園地として整備されています。

白皇山(しらおさん・458m)の中腹にはさらに大規模で、手の付けられていない巨石群も存在。
これらの巨石群が自然のものなのか、あるいは人工的な手が加えられているのかは定かでありませんが、唐人石の巨石には凹面がある石や三日月型に削られたと推測できる石も存在しています。
黒潮のぶつかる場所に位置するということから古代文明の南方からの交流拠点とする考えもあり、ロマンをかきたてています。

平成5年度に、唐人石、堂ケ森の鏡岩、灘の大岩に関して、宗教的信仰(太陽崇拝)、縄文灯台としての観点から土佐清水市教育委員会が調査を行なった結果、太陽崇拝、灯台としての機能、さらに月の信仰の祭祀が行なわれた可能性も推測され、今後の調査が待たれています。
ちなみに調査報告書では、「海上の移動点(船)が臼婆海上(黒潮と断崖の衝突個所)に至ったとき、東北方に、二つの凹部の間から唐人石が輝いて見えた」という予想しなかった「実験の成果」を得てもいます。
いずれにせよ現在より海面が高かった縄文時代に、巨石群の周辺を住処とした古代人がこの地に暮らしたことは出土品からも明らかに。

唐人駄場へのアクセスは、「椿の道(旧足摺スカイライン)」と呼ばれる高知県道348号(足摺公園線)の利用を。
高知県道27号(足摺岬公園線)は、幅員が狭く、離合が困難な場所があります。

唐人駄場・唐人石巨石群
名称 唐人駄場・唐人石巨石群/とうじんだば・とうじんせききょせきぐん
所在地 高知県土佐清水市松尾977
関連HP 土佐清水市公式ホームページ
電車・バスで 土佐くろしお鉄道中村駅から高知西南交通バス足摺岬行きで1時間20分、足摺バスセンター下車、タクシーで20分。バスを唐人駄場付近で下車した場合は、徒歩25分
ドライブで 高知自動車道中土佐ICから約101km。または、松山自動車道西予宇和ICから約118km
駐車場 唐人駄場園地駐車場(15台/無料)
問い合わせ 土佐清水市観光商工課 TEL:0880-82-1212
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

鵜ノ岬展望台

高知県土佐清水市、土佐清水市街と足摺岬を結ぶ高知県道27号(足摺岬公園線)途中にある景勝地が鵜ノ岬展望台(うのみさきてんぼうだい)。穴場の展望地で、展望台へと続く遊歩道入口に、小さな案内板が立っているだけなので注意が必要。西の臼碆(うすばえ

臼碆・竜宮神社

高知県土佐清水市、足摺岬から西へ続くリアス式の海岸線。その半島西端に位置するのが臼碆(うすばえ)。沖臼と呼ばれる突端の岩礁地帯は、黒潮が高知県で一番最初に激突する場所で、潮の流れも速い、海の難所になっています。展望台から磯へと下ると竜宮神社

足摺岬

高知県土佐清水市、岬の先端の断崖上に白亜の足摺岬灯台(あしずりみさきとうだい)が建つ四国最南端の岬(正確には岬の西1kmにある長碆が最南端)が足摺岬。足摺宇和海国立公園の中心的なビューポイントで、隆起海岸のダイナミックな海岸線が続き、花崗岩

 

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