高知県安芸市、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選定されるのが、伊尾木漁港石積堤。幕末に河野の郷士(在郷武士)・久保家によって漁港整備にと内港の開削が進められ、石組の防波堤が着工されましたが、藩の財政難から工事は中断。河野公園として石積堤の一部が保存されています。
隣接して道の駅大山があり、立ち寄りに絶好
土佐藩の家老・野中兼山(のなかけんざん)が築造したとする記述も多く見かけ、江戸時代初期に新田開発や各地の港湾整備など、様々な土木事業を手がけた野中兼山にちなんで「兼山のあほう堀」ともいわれていますが、この漁港の工事が行なわれたのは野中兼山の死後のこと。
漁港を走る道沿いには道の駅大山があり、全体が河野公園として整備されているので、ドライブ途中の休憩にも絶好。
ただし、国道55号はトンネルで抜けてしまうのでご注意を。
冬には「だるま夕陽」を眺めることができます。
高知県内で、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選定されるのは、伊尾木漁港石積堤のほか、室戸捕鯨関連文化遺産、久礼大正町市場の3件。
伊尾木漁港石積堤 | |
名称 | 伊尾木漁港石積堤/いおきぎょこういしづみづつみ |
所在地 | 高知県安芸市下山 |
関連HP | 安芸市公式ホームページ |
ドライブで | 高知自動車道南国ICから約38km |
駐車場 | 道の駅大山駐車場を利用 |
問い合わせ | 安芸市商工観光水産課 TEL:0887-35-1011 |
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