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生きた恐竜! コモドドラゴンに会いに東山動植物園へ!

コモドドラゴン

東山動植物園(愛知県名古屋市千種区)はその飼育する動物の種類は日本一で、イケメンのゴリラ「シャバーニ」や2024年10月25日で来園40周年となるコアラも人気ですが、「生きた恐竜」といわれるコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)を日本で見られるのはここだけです(2024年8月23日公開開始)。

国内で飼育されるコモドドラゴンは、「タロウ」だけ!

コモドドラゴン(komodo dragon)はその姿からつけられた通称名で、正式にはコモドオオトカゲ(Varanus komodoensis)。
コモド島などインドネシア領小スンダ列島に棲息するのが名の由来です。
体長も全長2m〜3mと巨大で、体重も70kgにもなるという大型のトカゲ。

自ら体温調節ができない変温動物で、日が昇り体が温めると活動を開始します。
イノシシやシカ、野生の水牛、ヤギなどの大型哺乳類も捕食するので(獲物を待ち伏せ、通りかかった獲物を捕食)、恐竜のイメージがあるのです。

野生のコモドドラゴンが生息するコモド国立公園では人が襲われ(噛まれ)、亡くなった人もいるほどです(東山動植物園では飼育員に対する安全教育を徹底し、コモドオオトカゲと同じ空間には入らないようにしています)。

そんなコモドドラゴンですが、インドネシア固有種で、国際自然保護連合(ICUN)の絶滅危惧種に指定されているため、動物園でも飼育されることは稀。

東山動植物園で公開が始まったタロウは、かつて恩賜上野動物園(東京)で飼育されていた雌「ヨーコ」がシンガポールの動物園に貸し出されて産んだ子供で、シンガポール動物園で誕生。
シンガポールから日本へ子供を返すにあたって恩賜上野動物園にスペースがなかったため、飼育展示を目指していた東山動植物園への貸し出しが決まり、2024年7月18日に東山に到着したもの。

東山動植物園で8月23日に公開が始まったオスの「タロウ」は、体長2.7m、体重50kg の13歳。
東山動植物園ではこれを機会に繁殖も目指すとのこと。

強力な毒で動物を捕食する特徴があり(コモドオオトカゲの唾液には、複数の毒素が含まれています)、捕食の様子は毎週日曜日の午後に見学ができます(コモドオオトカゲの餌は、基本的に週に1回で、馬肉、鶏肉、ネズミ、魚など)

「飼育員を見分けるなど頭のいい、おとなしい子。かわいい顔をしているので全国から見に来てもらえたら」と動物園側も期待しています。

以前は恩賜上野動物園のほか、札幌市円山動物園(北海道札幌市)でも飼育されていましたが、現在、コモドドラゴンを見ることができるのは、東山動植物園(北園の旧ゴリラ舎で飼育)のみです。

生きた恐竜! コモドドラゴンに会いに東山動植物園へ!
所在地 愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
場所 東山動植物園
関連HP 東山動植物園公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄東山公園駅から徒歩3分
ドライブで 名古屋都市高速四谷ランプから約2km
駐車場 1600台/有料
問い合わせ 東山動植物園 TEL:052-782-2111/FAX:052-782-2140
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

東山動植物園

愛知県名古屋市千種区、昭和12年開園の歴史ある動物園が東山動植物園。東山動物園と通称され、日本で最初にコアラを公開した動物園として有名ですが植物園も併設し、尾張丘陵(東山丘陵)の自然を活かした動植物園で、東山スカイタワー(東山公園展望塔)は

 

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