サイトアイコン ニッポン旅マガジン

国府宮はだか祭|稲沢市|2025

2025年2月10日(月)、愛知県稲沢市の国府宮神社で『国府宮はだか祭(儺追神事)』が行なわれます。旧暦1月13日から翌朝に行なわれる『国府宮はだか祭(儺追神事)』は、奈良時代の神護景雲元年(767年)に始まったという歴史ある儺追(なおい)神事。日本三大奇祭に数えられる盛大な祭りです。

白タビ姿の数千人の裸男が集結!

国府宮神社は、尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ )が正式名。
近くに尾張国の国衙(国府)があったことから、一般には国府宮(こうのみや)と呼ばれて尊崇されています。
『国府宮はだか祭』には42歳と25歳の厄年の男性を中心に、尾張一円からサラシの褌に白タビ姿の数千人の裸男が集まります。

旧正月13日朝5:00に行なわれる「神男一番祈祷」を皮切りに、厄除けの祈祷を受ける人や御守りの「なおいぎれ」授与を待つ人で境内周辺は大混雑に。
15:00頃までに神男が参列し、本殿において儺追神事が斎行。
拝殿の外では近隣各地区からの裸男の集団が次々と「なおい笹」を捧げ、拝殿へ駆け込んで来ます(揉み合いが始まるのは16:00頃)。

参道近くの良い場所を確保して見物したい場合には12:00頃には到着のスケジュールで。
『国府宮はだか祭(儺追神事)』前後3日間は、神社周辺で交通規制が行なわれ、神社の駐車場が使えないため名鉄電車、JRまたは臨時バスの利用が賢明。
名鉄電車では車両増結で送客に対応しています。

岡山の西大寺会陽、山口防府天満宮の御神幸祭と並ぶ「日本三大裸祭り」のひとつ。

熱田神宮の『歩射神事』(1月15日)、七所社『きねこさ祭』(旧暦1月17日)と並び、尾張三大奇祭に数えられています(大宮浅間神社『石上げ祭り』/8月第1日曜を含めることも)。

2025年国府宮はだか祭 おもな行事日程

2月10日(月)15:00   儺追神事(はだか祭)/旧正月13日
2月11日(火)3:00   夜儺追神事(よなおいしんじ)/旧正月14日
2月11日(火)8:00   大鏡餅餅切始(おおかがみもちもちきりはじめ)/旧正月14日
2月14日(金)19:00   的射神事(まといしんじ)/旧正月17日

国府宮はだか祭|稲沢市2025
開催日2025年2月10日(月)
所在地愛知県稲沢市国府宮1-1-1
場所尾張大國霊神社(国府宮)
関連HP尾張大国霊神社(国府宮)公式ホームページ
電車・バスで名鉄国府宮駅から徒歩5分。JR稲沢駅から徒歩20分
ドライブで名神高速道路一宮ICから約4km
駐車場国府宮はだか祭(儺追神事)期間は周辺に交通規制が実施され、神社駐車場は利用不可
問い合わせ尾張大國霊神社(国府宮) TEL:0587-23-2121/FAX:0587-23-2122
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本三大奇祭とは!?

日本三大奇祭に数えられる候補は複数あり、毎年開催を条件にすると有力候補は、黒石寺蘇民祭(岩手県奥州市)、なまはげ柴灯まつり(秋田県男鹿市)、吉田の火祭り(山梨県山梨市)、国府宮はだか祭(愛知県稲沢市)、四天王寺どやどや(大阪市)、西大寺会陽

尾張大国霊神社(国府宮)

愛知県稲沢市国府宮(こうのみや)にある古社が尾張大国霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)。尾張国の国府が近くにあり、尾張国に赴任した国司が国内の神社を巡拝する制度を簡略化するため、国府近くに選定、あるいは創建した尾張国総社なので、国府宮(こ

七所社『きねこさ祭』|名古屋市

旧暦1月17日12:30〜、名古屋市中村区の七所社と庄内川が『きねこさ祭』が行なわれます。後厄(42歳)の男性10人と厄年の子供2人で七所社の社務所での3日間の潔斎(早朝の冷水での禊など)を経て、祭礼当日に庄内川・万場大橋北側での川祭り神事

西大寺『会陽』|岡山市|2025

2025年2月15日(土)、岡山市の西大寺で『会陽』(えよう=裸まつり)が開催されます。岩手県黒石寺の『黒石裸祭(蘇民祭)』、大阪市四天王寺の『どやどや』と並び日本三大奇祭のひとつ。2010年に500周年を迎えた歴史あるまつりです。1万人も

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了