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石貫穴観音横穴

石貫穴観音横穴

熊本県玉名市にある阿蘇溶結凝灰岩の崖をくり抜いて築かれた横穴墓が、石貫穴観音横穴(いしぬきあながんのんよこあな)。石貫ナギノ横穴群と同じ丘陵の西側に5基の横穴墓が築かれ、2号墓の内部に千手観音が彫られていることから石貫穴観音横穴と呼ばれています。国の史跡。

1号墓〜3号墓の3基は装飾古墳

菊池川流域に築かれた横穴墓群のひとつで、5基のうち、横並びになっている1号墓〜3号墓の3基は装飾古墳。
大きさは、最大の2号墓が全長5.7m、最小の5号墓が4mで、1号墓、2号墓の飾縁には赤や白の円文が描かれ、3号墓にはベンガラで赤彩が施されています。

一帯は阿蘇山の噴火で流出した灰石と呼ばれる阿蘇溶結凝灰岩の台地で、横穴墓が築かれたのは、6世紀〜8世紀(古墳時代後期〜終末期)横穴墓に千手観音像が祀られたのは平安時代のこと。

大正10年に石貫ナギノ横穴群とともに国の史跡に指定されていますが、装飾古墳として指定されるのは、最初。

石貫穴観音横穴
名称 石貫穴観音横穴/いしぬきあながんのんよこあな
所在地 熊本県玉名市石貫安世寺2387
関連HP 玉名市公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道菊水ICから約9km
駐車場 2台/無料
問い合わせ 玉名市教育委員会文化課 TEL:0968-75-1136/FAX:0968-75-1138
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

石貫ナギノ横穴群

熊本県玉名市石貫、熊本県道(玉名八女線)、繁根木川から西に入ったところにあるのが、石貫ナギノ横穴群(いしぬきなぎのよこあなぐん)。灰石(はいいし)と称される阿蘇溶結凝灰岩の崖面に築かれた古墳時代の横穴墓で、国の史跡。250mほどの範囲に48

 

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