その美しいダム湖の湖面は、「ユーシンブルー」とも称されるのが、神奈川県足柄上郡山北町にある熊木ダムのダム湖・熊木調節池。酒匂川水系玄倉川の上流部をせき止める重力式コンクリートダムで、1960年の稼働。丹沢山系の標高776.0mに位置し、透明度はなんと50m超という神秘的な湖ですが、目下、アクセス道が通行止めに。
ユーシン渓谷のさらに奥に築かれたダム
丹沢山系のなかでももっとも奥まった位置にあるため、これまでも知る人ぞ知る秘境的な存在でしたが、下流側の玄倉ダム、最奥の熊木ダムへと続く林道が土砂崩落により通行止めになっているため、現在では「幻のダム」となっています。
令和6年台風10号接近による被災、台風21号(温帯低気圧)の影響により、法面崩落、土砂流出で、アクセスに使う東沢林道、世附林道、白銀林道の一部と八丁神縄林道が通行止めに。
ユーシン渓谷に至る玄倉林道は注意すれば通行できるので、ユーシン渓谷探勝でお茶を濁すことはできます。
丹沢湖の玄倉駐車場から徒歩で目指せば、玄倉ダムまで往復3時間、熊木ダムなら往復6時間は必要です(入山にあたっては林道の状況確認が必要です)。
途中は照明の無いトンネル(新青崩隧道は全長327m)があるので、懐中電灯の持参も必要。
なお、ユーシンロッジは1970年に神奈川県が設立した宿泊施設ですが、現在休業中。
再開の見込みも立っていません。
透明度はなんと50m超!? 丹沢の秘境、熊木ダムは「幻のダム」 | |
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