毎年9月10日、富山県射水市(いみずし)の櫛田神社(くしだじんじゃ)で『秋季大祭(火渡り神事)』が執り行なわれます。神輿と獅子が自治会公民館を一巡した後、神社の境内で「杉の枝」を燃やし、その炎の中を駆け抜けて穢(けがれ)を焼き払うという勇壮な行事。神輿巡行13:00~、火渡り開始時間は例年18:00頃。
浄火で穢(けがれ)を払う
櫛田神社は、社伝によれば仲哀天皇の時代に武内宿禰(たけしうちのすくね=記紀に伝わる伝説上の忠臣)が勧請して創建したという古社。
祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)。
平安時代編纂の『延喜式神名帳』にも「越中国射水郡 櫛田神社」として記載されている式内社で、夫婦円満、家庭和合、縁結びの神として尊崇されています。
すぐ近くには縄文時代の貴重な遺跡として国の史跡に指定される串田新遺跡もあり、一帯が古代から開けた土地だったことがわかります。
火渡り神事は、神社南方の大沢山丘陵に、串田本村(射水市串田)の勝連寺(真宗大谷派)の前身、三学院(天台宗)があったことから、天台山伏によって採燈大護摩供・火渡り修行が伝えられたといわれています。
櫛田神社『秋季大祭(火渡り神事)』|射水市 | |
開催日時 | 毎年9月10日 |
所在地 | 富山県射水市串田6841 |
場所 | 櫛田神社 |
関連HP | 射水市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | あいの風とやま鉄道越中大門駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 北陸自動車道小杉ICから約4km |
問い合わせ | 射水市港湾・観光課 TEL:0766-51-6676/FAX:0766-51-6691 |
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