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勝持寺

勝持寺

京都府京都市西京区、京都盆地を一望する高台に建つ天台宗の古刹、勝持寺(しょうじじ)。平安時代末期の僧侶で歌人・西行ゆかりの寺で、西行は保延6年(1140年)、勝持寺で出家して庵を結び、桜を植えたと伝えられています。春の西行桜など400本の桜が咲き誇り、別名「花の寺」とも。秋の紅葉も見事。

京都盆地を一望する西行桜の名所

寺伝によれば白鳳8年(679年)、天武天皇の勅命を受け、役小角(えんのおづぬ)が創建し、延暦10年(791年)、最澄(伝教大師)が伽藍を整備し、その後、塔頭四十49を数える大寺となったのだとか。
神仏習合時代には、隣接する大原野神社の別当寺(神社を管理する寺)で、大原野神社は延暦3年(784年)、長岡京遷都時に、奈良・春日神社(現・春日大社、藤原氏の氏神)の分霊を祀ったもの。

西行の隠居所の西行庵、鐘楼そばには西行が植えたとされる「西行桜」(現在の桜は3代目)が残されています。
本堂、仁王門、不動堂があり、本尊の薬師如来と不動明王は、諸病平癒・安産に御利益大。

足利尊氏が六波羅攻略では途中、勝持寺に立ち寄り時の住職から「勝持」の旗を贈られ、足利幕府の庇護を受けたのはそのためとも伝えられますが、定かでありません。

平成10年のJR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンで、「京都の桜、のぼり坂。縁起のいいもの揃っています。」と紹介されたのが、勝持寺の坂道と土塀です。

紅葉の見頃は例年11月中旬~11月下旬頃。

勝持寺
名称 勝持寺/しょうじじ
所在地 京都府京都市西京区大原野南春日町1194
関連HP 勝持寺公式ホームページ
電車・バスで JR京都駅から京阪京都交通バス長峰行きで44分、南春日町下車、徒歩20分。またはJR向日町駅・阪急京都本線東向日駅から阪急バスで32分(東向日駅からは26分)、南春日町下車、徒歩20分
ドライブで 京都縦貫自動車道(京都丹波道路)大原野ICから約1km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 勝持寺 TEL:075-331-0601/FAX:075-331-0664
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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