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上品蓮台寺

上品蓮台寺

京都府京都市北区にある真言宗智山派の寺、上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)。聖徳太子が創建、天徳4年(960年)、寛空(かんくう)によって再興されたと伝えられ、本尊は延命地蔵菩薩。寺宝の『絵因果経』(えいんがきょう)は、京都最古の絵巻物として名高い作品で、国宝に指定(京都国立博物館に寄託)。

寺宝には京都最古の天平絵巻(国宝)も

寺の西側には、東の鳥辺野(とりべの)、西の化野(あだしの)とならぶ葬送の地とされた蓮台野(れんだいの)が広がり、平安時代は皇族の埋葬を行なって、寺は繁栄したと伝えられます。
応仁の乱で荒廃後、豊臣秀吉の帰依も受け、文禄年間(1592年 〜1596年)に根来寺(ねごろじ/現・和歌山県岩出市)の性盛によって復興その後、江戸時代には12の子院を擁したことから、十二坊の名で呼ばれたことも。

寺宝の『絵因果経』は、奈良時代の作で、『過去現在因果経』という経典を絵解きしたもの。
そのほか、絹本著色六地蔵像、絹本著色文殊菩薩像という、国の重要文化財も所有。
境内には平安時代後期の仏師・定朝(じょうちょう)も墓もあります。

知る人ぞ知る、桜の名所でもあり、本堂の前の枝垂桜の見頃は例年3月下旬頃。

上品蓮台寺
名称 上品蓮台寺/じょうぼんれんだいじ
所在地 京都府京都市北区紫野十二坊町33-1
電車・バスで JR京都駅から市バスで35分、千本北大路下車、徒歩3分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約10km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 上品蓮台寺 TEL:075-461-2239
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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