京都府京都市中京区、古い洋館などが建ち並ぶ三条通沿いに建つ、元治元年(1864年)創業の足袋(たび)の老舗が分銅屋(ふんどうや)。クラシックな黒塗り土蔵の店構えは、三条通でもひと際目を引く存在。店名は、足袋以前の漢方薬を扱った時代に、目方を量った分銅に由来しています。
「指先までフィットした足袋」をオーダーメイド
もともと旅は、足袋が語源ともいわれるもので、その品質は非常に大切でした。
分銅屋では店の奥で、生地を裁断、留具の「こはぜ」を手縫いで生地に付け、ミシンで縫製しています(実際には12の工程があるのだとか)。
白足袋のほか、京友禅の足袋などもあり、今も品質にこだわる役者、狂言役者、日本舞踊家は、「指先までフィットする」分銅屋の足袋を愛用。
「靴は適当でも履けるけど、足袋はぴっちりでないと」とのことで、足のサイズだけでなく、足首の周囲など、ひとりひとり実測して合わせてくれ、「ええ感じ」の足袋を探してくれるのです。
指先までフィットすることで、足元が綺麗に見え、足さばきも上品に。
まさに、その品質には自信あり、なのです。
分銅屋 | |
名称 | 分銅屋/ふんどうや |
所在地 | 京都府京都市中京区三条通柳馬場西入桝屋町64 |
電車・バスで | 京都市営地下鉄烏丸御池駅から徒歩7分 |
ドライブで | 名神高速道路京都南ICから約8km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 分銅屋 TEL:075-221-2389 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag