京都府宮津市宮本にある現役の木造聖堂としては日本最古の教会がカトリック宮津教会。聖ヨハネ天主堂は明治29年、フランス人神父ルイ・ルラーブ(Jean Louis Relave)が建てたもので、京都府の有形文化財に指定。明治中期の洋風建築の粋を結集して造られた天主堂です。
ステンドグラスが美しい聖堂
ルイ・ルラーブ神父の受け持ち区域は、若狭(福井県南部)から但馬(兵庫県北部)に至る広範囲でしたが、その拠点としたのが宮津です。
宮津の旧家・田井五郎衛門氏から敷地の寄贈を受け、聖ヨハネ天主堂を建立。
明治40年には敷地内に宮津裁縫伝習所を設立するなど授産活動にも尽力しています。
石造りの三角屋根に十字架がそびえる聖ヨハネ天主堂は典型的なロマネスク洋式の造りですが、堂内は畳敷きという和洋折衷の聖堂。
施工は地元の大工・太井正司。
内部は、創建時にパリで作られたというステンドグラスが荘厳なムードを漂わせています。
ドーム式の天井は当時の船大工が苦労をして造ったもの。
建物の劣化が進んでいるため、現在は外観のみ見学が可能。
カトリック宮津教会 | |
名称 | カトリック宮津教会/かとりっくみやづきょうかい |
所在地 | 京都府宮津市宮本500 |
関連HP | 天橋立観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 北近畿タンゴ鉄道宮津線宮津駅から徒歩6分 |
ドライブで | 京都縦貫自動車道宮津天橋立ICから約1.8km |
駐車場 | 15台/無料 |
問い合わせ | カトリック宮津教会 TEL:0772-22-3127 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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