京都府京都市左京区を流れる全長約3kmの短い河川が貴船川(きぶねがわ)。右京区と左京区の境、芹生峠(せりょうとうげ)を源とし、鴨川、淀川の源流のひとつ。夏にはホタルが飛び交う場所として知られ、京都の奥座敷、貴船の集落には水の神を祀り、全国の貴布禰神社の総本宮、貴船神社(きふねじんじゃ)が鎮座しています。
初夏の新緑、夏は川床、秋は紅葉で有名
京の奥座敷といわれる貴船は、もともと芹生峠を越え鞍馬街道(現在の京都府道361号上黒田貴船線)を行き交う旅人が休む茶屋から始まり、夏に涼しいことから、貴船川の「川床」(かわどこ/注・鴨川の納涼床は「ゆか」ですが、貴船、高雄は「かわどこ」と呼んでいます)は有名で、京の夏の暑さを凌ぎ、涼を楽しむ人が数多く訪れます。
貴船の川床は、現在の料理旅館「ふじや」が茶店を営んでいた大正時代、床几(しょうぎ)を貴船川に置いて客をもてなしたのが始まり。
現在の貴船の川床は、川の上に座敷を造り、清流で獲れたアユなどの川魚や山菜料理、流しそうめんなどを頂く納涼のスタイルとして親しまれています。
貴船の川床は、店によって開設期間が異なりますが、ルーツの料理旅館「ふじや」で5月〜9月に開設(雨天の場合は、店内に席を用意)。
貴船川の清流沿いは、初夏の新緑、秋の紅葉の頃がとくに美しく、清らかな水の流れにはアユ、イワの姿を見ることも。
貴船川沿いの紅葉は、例年11月上旬~11月下旬頃が見頃。
例年、叡山電鉄の市原駅~二ノ瀬駅間「もみじのトンネル」ライトアップにあわせ、二ノ瀬駅や貴船口駅のもみじもライトアップ、さらに貴船料理旅館街で『貴船もみじ灯篭』が行なわれます。
貴船川 | |
名称 | 貴船川/きぶねがわ |
所在地 | 京都府京都市左京区鞍馬貴船町 |
ドライブで | 名神高速道路京都東ICから約19km |
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