京都府京都市山科区、地下鉄東西線蹴上駅にある古社が、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)。社伝によれば古墳時代の487年頃、第23代顕宗天皇の御代、日向(宮崎県)の高千穂峰の神蹟を移したのが始まりといい、天智天皇が神田を寄進し、神域の山を日御山(ひのみやま)と名付けたとのこと。
「京のお伊勢さん」境内には「天の岩戸」も!
応仁の乱で社殿と古記録を焼失していますが、再興され、大坂冬の陣の年、慶長19年(1614年)には徳川家康が社領を寄進し、社殿を修築しています。
皇室との結びつきも強く、清和天皇、後奈良天皇、後陽成天皇の勅額が現存。
人が一人通り抜けられるぐらいの穴を持つ岩「天の岩戸」も有名。
その角にある戸穏神社に参拝して、天の岩戸を通り抜けると、罪や穢れが清められるといわれています。
内宮(ないく・上ノ本宮)、外宮(げく・下ノ本宮)があり、「京のお伊勢さん」とも呼ばれています。
祭神は、内宮が天照大御神(あまてらすおおみかみ)、外宮が邇邇芸命(ににぎのみこと)。
神社の入口、一の鳥居のところが「京の七口」のひとつ粟田口で、街道時代には有名な茶屋が軒を並べていた。開運、厄除、縁結びの神として名高く、東海道を往来する旅人たちは伊勢神宮に参拝する代わりに、そして道中の安全祈願に立ち寄ったという。
日向大神宮 | |
名称 | 日向大神宮/ひむかいだいじんぐう |
所在地 | 京都府京都市山科区日ノ岡一切経谷町29 |
関連HP | 日向大神宮公式ホームページ |
電車・バスで | 地下鉄東西線蹴上駅から徒歩15分 |
ドライブで | 名神高速道路京都東ICから約5.5km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 日向大神宮 TEL:075-761-6639/FAX:075-761-6639 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag