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壬生寺・土方歳三像

壬生寺・土方歳三像

京都府京都市中京区、新選組ゆかりの壬生寺(みぶでら)の境内に、令和5年7月16日に除幕されたのが、土方歳三像。「新選組結成160年 土方歳三像 京都壬生に建立プロジェクト」のクラウドファンディングで誕生した胸像で、製作はフィギュアの原型制作でも知られる造形家タナベシンが担当しています。

クラウドファンディングで壬生寺に和装の土方歳三像誕生!

土方歳三像の原型を制作中のタナベシン

タナベシンは、平成7年、単身で渡米し、リアルを超えた造形力を評価され、映画製作スタジオなどアメリカで活躍後、平成19年に帰国し、故郷である三重県志摩市を拠点に活動しています。
G7伊勢志摩サミット(平成28年5月27日)では、開催記念モニュメント『波際の架け橋』像(賢島駅前ロータリー)を制作しています。


稀代の男前として知られる土方歳三をリアルな人物像を得意とするタナベシンが制作するということで、「かっこいい像じゃないと皆様に納得してもらえない」との想いを胸に、製作に挑んだとのこと。
土方歳三の写真は洋装姿のものしか残っておらず、文献などをもとに新選組結成当時(京都時代)の和服姿を再現しています。

クラウドファンディングの母体となった「新選組結成160年 土方歳三像 京都壬生に建立プロジェクト」は、壬生寺、新選組の羽織をあつらえたとされる百貨店・大丸京都店などが参加し、1271人から2100万円を集めています。

高さ75cm、幅75cmのブロンズ製で、高さ125cmの御影石の台座にのっています(全高200cm、重さ1t)。
除幕式が行なわれた7月16日は、池田屋騒動の日です。

壬生寺の境内には昭和46年に新選組局長の近藤勇胸像が設置されていますが、新選組ナンバー2として局長を支えた土方歳三胸像は、近藤勇の胸像の近くに設置されています。

土方歳三像は、東京都日野市の菩提寺・高幡山金剛寺に立像(和装)、北海道函館市の五稜郭タワーに立像、座像、胸像(いずれも洋装)がありますが、ゆかりの京都を含め、関西では初となる像です。

壬生寺・土方歳三像
名称 壬生寺・土方歳三像/みぶでら・ひじかたとしぞうぞう
所在地 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31
関連HP 壬生寺公式ホームページ
電車・バスで 阪急京都線大宮駅・京福嵐山本線四条大宮駅から徒歩10分、JR丹波口駅から徒歩10分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約6km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 壬生寺 TEL:075-841-3381/FAX:075-841-4481
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

壬生寺

京都・壬生にある壬生寺(みぶでら)は、寺伝によれば奈良時代創建で、正暦2年(991年)、三井寺の僧・快賢が再興、小三井寺と呼ばれた古刹。律宗に属した地蔵信仰の寺で、本尊の延命地蔵尊は厄除け、開運にご利益が大。京都三大狂言のひとつ、壬生狂言は

 

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