京都府相楽郡和束町(わづかちょう)、京都府の景観資産第1号に指定される美しい茶畑が、石寺の茶畑。丘陵地に近代的な茶畑が整備され、「山なり茶園の景観」は、日本遺産「日本茶800年歴史散歩ストーリー〜京都・山城〜」の構成資産にもなっています。和束町内では「早場」と呼ばれ4月下旬に茶摘みが始まります。
石寺景観茶畑と称される美しい「山なり茶園の景観」
和束町は、京都府のお茶の約45%を生産している宇治茶の主産地。
毎年5月には新茶の季節を迎え、11月末頃までお茶の製造が続きます。
和束町の茶畑は、煎茶普及と明治時代に生糸と並んで輸出需要が急増したため、需要拡大に応えるため、和束では農家の裏山の傾斜地を開墾し、等高線状に茶畝を作る露地栽培が行なわれて、独特の「山なり茶園の景観」を生み出しています。
天まで届くかのような美しい横畝模様の茶畑景観は、石寺の茶畑のほか、円形の茶畑で注目される原山の茶畑、撰原の茶畑(えりはらのちゃばたけ)などで見ることができます。
石寺の茶畑では、「dan dan cafe」、「茶蕎麦専門店 和束家」も営業。
茶畑内の道路は細い山道のため、運転には注意が必要(車同士の離合が困難、路上駐車はできません)。
茶畑は私有地のため、畑の中には無断で立ち入ることはできません。
公道からの見学を(農業者の撮影も厳禁です)。
4月〜7月、9月〜11月は宇治茶の収穫時期なので、なるべく公共交通機関を利用して見学を。
和束茶カフェの駐車場に車を入れ、徒歩またはレンタサイクルの利用も可能です。
石寺の茶畑 | |
名称 | 石寺の茶畑/いしてらのちゃばたけ |
所在地 | 京都府相楽郡和束町石寺丸塚 |
関連HP | 和束町活性化センター公式ホームページ |
電車・バスで | JR加茂駅から奈良交通バス和束町原山行きで8分、和束高橋下車、徒歩10分 |
ドライブで | 名神高速道路京都南ICから約31kmで和束茶カフェ駐車場 |
駐車場 | 和束茶カフェ駐車場を利用 |
問い合わせ | 和束町観光案内所 TEL:0774-78-0300 |
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