埼玉県本庄市児玉町、一級河川・利根川水系間瀬川を堰き止め、昭和12年に完成したのが間瀬ダム。実は東日本では最古となる農業用(灌漑用)のダムで、国の登録有形文化財に指定されています。ダム湖の間瀬湖は、農林水産省の「ため池百選」に選定されていますが、その名はあまり知られていません。
間瀬湖は人造湖ながら、「埼玉の秘湖」的な存在
周辺の灌漑用水を確保するため、8年の歳月を費やして完成した重力式コンクリートダム。
堤高27.5m、堤頂長126mで、ダム湖の水は児玉用水路を通じて、本庄市、美里町一帯を潤しています。
付帯施設の老朽化が進んだため、平成元年~2年、平成8年にリニューアル工事が行なわれ、同時に東屋(あずまや)などが設置されています。
県立上武自然公園に指定され、地元では桜の名所、ヘラブナ釣りの名所としても有名ですが、桜の開花期以外は釣り人の姿を見かけるだけでかなりの穴場です。
間瀬峠を越え秩父を結ぶ埼玉県道287号(長瀞児玉線)沿いにあるので、ドライブにも最適(間瀬ダム→間瀬峠→円良田湖という周回も可能)。
ただし間瀬峠越えの道は「二輪車・原付通行禁止」となっています。
埼玉にあるかなり異色なレトロダム、間瀬ダムへ! | |
所在地 | 本庄市児玉町小平2237 |
場所 | 間瀬ダム |
電車・バスで | JR八高線児玉駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 関越自動車道寄居スマートICから約10km |
駐車場 | 間瀬堰堤駐車場を利用 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag