宮城県仙台市青葉区、仙台市内から山形県に抜ける国道48号(作並街道)沿いを流れる広瀬川の瀑布群が鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはちたき)。滝から響く美しい水音が伝説の鳥・鳳凰(ほうおう)の鳴き声のようというのがその名の由来で、滝の背後には鎌倉山が聳えています。
国道48号沿いの駐車場から徒歩3分で観瀑台
滝の由来には、もうひとつの説があり、滝の流れ落ちる音が雅楽用の管楽器・笙(しょう)の奏でる音に似ているという説もあり、こちらの方が信憑性があります。
なぜなら、雅楽(ががく)で用いられる笙は、その形を翼を立てて休む鳳凰に似ることから、鳳笙(ほうしょう)とも呼ばれるからです。
仙台市街からから国道48号で作並温泉に向かう途中にあり、駐車場から展望台までわずか3分の距離ですが、あまり訪れる人がいない、穴場的な存在です。
地質的には、800万年前~600万年前に活動した白沢カルデラの縁にあたり、滝の周辺では玄武岩の貫入岩体が観察できます。
鎌倉山は、安山岩の山で、角度によってはゴリラの横顔に見えるため、ゴリラ山とも呼ばれています。
少し上流側にはニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所もあるので、合わせて見学を。
鳳鳴四十八滝 | |
名称 | 鳳鳴四十八滝/ほうめいしじゅうはちたき |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区作並棒目木 |
関連HP | 仙台市公式ホームページ |
電車・バスで | JR作並駅から市営バスで3分、鳳鳴四十八滝入口下車、徒歩14分 |
ドライブで | 東北自動車道仙台宮城ICから約16km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 作並温泉案内所 TEL:022-395-2052 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag