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廃村へと通じる幻想的な渡し船が話題に! 霧幻峡の渡し

霧幻峡の渡し

福島県大沼郡三島町と金山町の間を流れる只見川・霧幻峡で運航される観光用の渡し船が、霧幻峡の渡し。金山町三更(みふけ)集落では、10戸全戸が渡し舟を所有し、只見線早戸駅側の三島町早戸集落との間を手漕ぎ舟で渡っていました。その渡船を観光用に復活させたのが「霧幻峡の渡し」で、ネットなどで予約をして乗船する仕組み。

これから大ブレイク確実の幻想的な渡船

乗り鉄、撮り鉄に人気のJR只見線の車窓からも運が良ければ目にできるのが、霧幻峡の渡し。
その名の通り、朝霧の立ち込める夢幻ならぬ「霧幻」の景観で知られる地で、集落や航路の安全を願って昭和19年に建立された霧幻地蔵がシンボル的な存在となっています。

三更集落は、昭和28年に採掘が始まった玉造硫黄鉱山で、戦後の活況も味わいましたが、昭和35年に完全に閉山となりました。
廃鉱後の昭和39年、閉山により放置された鉱山採掘穴にやがて水が溜まったことが原因で、ブナ坂大崩壊(集落裏山の大規模な土砂崩壊)が発生、廃村を余儀なくされたのです。

只見川渓谷に臨む高台の雨沼集落(「早戸温泉つるの湯」の対岸)に集団移転、自家用の舟で只見川を渡った渡し舟も橋の完成で廃止されたのです。

観光的に復活した「霧幻峡の渡し」は、只見川を川舟で周回する「周遊プラン」(45分)、下船して対岸を歩く「散策付プラン」(1時間30分)の運航され、1艘あたり6名まで乗船可能(舟は全部で3艘)。
着用するライフジャケットは無料で貸し出しています。

例年4月下旬~11月中旬の7:00~日没に運航。
金山町観光物産協会の運航で、料金的にも手頃なので、ファミリーにもおすすめです。

廃村へと通じる幻想的な渡し船が話題に! 霧幻峡の渡し
開催日時 運航は4月下旬~11月中旬7:00~日没
名称 霧幻峡の渡し/むげんきょうのわたし
所在地 福島県大沼郡三島町早戸19
関連HP 霧幻峡の渡し公式ホームページ
電車・バスで JR早戸駅から徒歩5分
ドライブで 磐越自動車道会津坂下ICから約24km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 金山町観光物産協会 TEL:0241-42-7211(平日)/金山町観光情報センター TEL:0241-54-2855(土・日・祝日)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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