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法華寺

法華寺

平城宮の東北に建ち、寺域は藤原不比等(ふじわらのふひと)の邸宅だった地という古刹が法華寺。聖武天皇の后である光明皇后は、不比等の娘で、不比等の没後、この地を相続して皇后宮とし、さらに天平17年(745年)に宮寺としたのが始まり。東大寺が総国分寺であるのに対し、日本総国分尼寺としての威容を誇っていました。

日本総国分尼寺の本尊は国宝

聖武天皇は天平13年(741年)2月14日、国分寺・国分尼寺建立の詔を発していますが、都のある大和国の国分寺、つまりは総国分寺は東大寺、そして総国分尼寺は、法華寺が担ったのです。

創建当初は広大な寺地を有し、当時の金堂や講堂は現在の南門のさらに南にあったと推測されています。
現存する建物は豊臣秀頼と淀の再建で、本堂、南門、鐘楼ともに国の重要文化財に指定されています。

本尊で国宝の十一面観音立像は、高さ約1mの一木彫りで、光明皇后がモデルといわれている美しい仏像。
頭髪や眉、唇に彩色がされるほかは素木のまま。
年4回の特別公開日以外は白檀で彫られたレプリカで鑑賞することが可能です。

江戸時代前期の作庭である法華寺庭園は国の名勝に指定されています。

法華寺
名称 法華寺/ほっけじ
所在地 奈良県奈良市法華寺町882
関連HP 奈良市観光協会公式サイト
電車・バスで 近鉄新大宮駅から徒歩20分。または、近鉄奈良駅から奈良交通バス近鉄大和西大寺駅・自衛隊前行きで15分、法華寺下車、すぐ
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約4.2km
駐車場 参拝者専用駐車場(50台/無料)
問い合わせ 法華寺 TEL:0742-33-2261
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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