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般若寺

般若寺

奈良県奈良市般若寺町にある真言律宗の古刹が般若寺(はんにゃじ)。寺伝によれば、舒明天皇元年(629年)、高句麗(コグリョ)の僧・慧灌(えかん)が創建し、天平7年(735年)、聖武天皇が伽藍を建立したという。創立伝承は異説もありますが、奈良時代、あるいはそれ以前創建は間違いありません。東大寺の北、奈良坂を上った場所に建っています。

鎌倉時代築の楼門は国宝!

治承4年(1180年)、平清盛の命による平重衡(たいらのしげひら)の南都焼き討ちの際に焼失、荒廃しましたが、鎌倉時代に真言律宗を興した西大寺の僧・叡尊(えいそん)によって伽藍の復興が行なわれています。
境内に立つ十三重石塔は、僧・良恵(りょうえ)らにより、南宋から招かれ、東大寺の再興にあたった石工・伊行末(いぎょうまつ)が築いた傑作で、経蔵や2基の笠塔婆とともに国の重要文化財。
般若寺のシンボル的な存在になっています。

また、京街道に面して建つ鎌倉時代建立の入母屋造り(いりもやづくり)、本瓦葺きの楼門は国宝。
経蔵、笠塔婆2基のほか、銅造薬師如来立像、木造文殊菩薩騎獅像なども国の重要文化財。

境内に春はヤマブキ、初夏にはアジサイ、秋にはコスモスの花が咲き、花の寺としても有名。

名称 般若寺/はんにゃじ
所在地 奈良県奈良市般若寺町221
関連HP 般若寺公式ホームページ
電車・バスで 近鉄奈良駅から奈良交通バス青山住宅行きで12分、般若寺下車、徒歩5分
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約4.5km
駐車場 50台/無料(コスモス満開時の土・日曜は有料)
問い合わせ TEL:0742-22-6287/FAX:0742-22-7257
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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