奈良県奈良市中町にある霊山寺真言宗大本山が霊山寺(りょうせんじ)。聖武天皇が行基に命じて創建したという古刹で、棟札から弘安6年(1283年)の建築であることが判明する本堂は、鎌倉時代の和様仏堂の代表作で、国宝。外陣、内陣、脇陣からなり、内陣の逗子内に安置される本尊の薬師三尊像(重文)は秘仏です。
国宝の本堂は、鎌倉時代の和様仏堂の代表作
本堂内には本尊の薬師如来のほか、脇侍日光菩薩、月光菩薩(以上は藤原時代作の秘仏で春日厨子内に安置)、十二神将、二天王、大日如来、阿弥陀如来、行基菩薩、菩提僊那(ぼだいせんな=奈良時代の渡来僧)が祀られています。
弘安2年(1279年)、ほぼ同じ時期、同じ形式で建てられた長弓寺本堂(ちょうきゅうじほんどう/奈良県生駒市)も国宝です。
ちなみに国宝建造物の棟数は、京都府、奈良県が70棟以上で、日本のダントツのツートップです。
霊山寺・本堂 | |
名称 | 霊山寺・本堂/りょうせんじ・ほんどう |
所在地 | 奈良県奈良市中町3873 |
関連HP | 霊山寺公式ホームページ |
電車・バスで | 近鉄富雄駅から奈良交通バス若葉台・近鉄奈良駅行きで8分、霊山寺下車、すぐ |
ドライブで | 西名阪自動車道大和まほろばスマートICから約9km |
駐車場 | 150台/無料 |
問い合わせ | 霊山寺 TEL:0742-45-0081/FAX:0742-45-0999 |
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