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龍穴神社・妙吉祥龍穴

龍穴神社・妙吉祥龍穴

奈良県宇陀市室生(むろう)、奈良時代から平安時代、都からの勅使により雨乞いの神事が営まれたという古社が、龍穴神社(りゅうけつじんじゃ)。その奥宮が、妙吉祥龍穴(みょうきっしょうりゅうけつ)と呼ばれる風穴で、室生山からの清水が、岩穴の前で滝を成して龍の形のように曲がって流れるのが名の由来です。

龍穴神社、室生のルーツとなる聖地がここ

龍穴神社境内の少し上流側に龍神が住むと伝わる洞穴(妙吉祥龍穴)があり、ここが信仰のルーツで、奥の院。
龍穴神社社前を流れる室生川は、大阪平野を潤す淀川の源流でもあり、古代から清冽な水の流れ出す一帯は、神龍の住処(すみか)などとして聖地化されたのでしょう。

宝亀年間(770年〜781年)、山部王(のちの桓武天皇)の病気平癒のため、室生の地において延寿の法を修したところ、竜神の力で見事に回復したとの記録がありますが、この祈祷が行なわれたのがこの龍穴と推測でき、この霊験を契機に室生寺が創建されているので、室生寺創建にも通じるパワースポットというべき場所です。

龍穴への古代の信仰があり、その霊験から朝廷の命でその地に室生寺が建立され、龍穴神社が近接して築かれ、龍穴はその奥宮として位置づけらたというわけなのです。

龍穴神社・妙吉祥龍穴
名称 龍穴神社・妙吉祥龍穴/りゅうけつじんじゃ・みょうきっしょうりゅうけつ
所在地 奈良県宇陀市室生1297
関連HP 宇陀市公式ホームページ
電車・バスで 近鉄室生口大野駅から室生寺前行きバス終点下車、徒歩30分
ドライブで 名阪国道針ICから約16km
駐車場 なし
問い合わせ 龍穴神社 TEL:0745-93-2177
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

龍穴神社

奈良県宇陀市室生(むろう)、奈良時代から平安時代、都からの勅使により雨乞いの神事が営まれたこともあるという古社が、龍穴神社(りゅうけつじんじゃ)。創建の年代は定かではありませんが、室生寺よりも古い歴史を誇り、神仏習合時代には室生寺とは鎮守社

室生寺

宇陀市にある室生山の山麓から中腹にかけてが境内となった山岳寺院が室生寺(むろうじ)。同じ真言宗で女人禁制だった高野山金剛峯寺に対し、室生寺は女人の参詣を許可したため、「女人高野」と呼ばれています。国鉄の『ディスカバージャパン』キャンペーンの

 

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