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唐招提寺・鑑真廟

唐招提寺・鑑真廟

奈良県奈良市五条町、6度目の渡航でようやく日本に来ることのできた唐僧・鑑真(がんじん)が、平城京に開いた戒律を学ぶ人たちのための修行の道場が、唐招提寺。鑑真は、天保宝字7年5月6日(763年6月25日)、この寺で没し、開山御廟と称される鑑真廟に眠っています。

鑑真は自らが開いた唐招提寺で没し、開山御廟に眠る

鑑真は日本に戒律の制度を築くため、両眼を失明しながら6度目の渡航でようやく来日、孝謙天皇の勅により戒壇の設立と授戒について一任され、まずは東大寺で聖武上皇から僧尼まで400名に菩薩戒を授けています。
東大寺戒壇院が建立されたのを皮切りに、大宰府観世音寺、下野国薬師寺に戒壇が設置されて、戒律制度が充実すると、天平宝字3年(759年)、唐招提寺を創建し、戒壇を設置しています。

唐招提寺境内の北東の奥まった静かな場所に位置するのが、鑑真廟。
故郷・揚州から贈られた瓊花(けいか)が植栽され、初夏にその可憐な白い花(小さな白い花の周りにアジサイのような「がく」をつけるのが特徴)を咲かせます。

国内では数少ない珍しく貴重な植物で、例年は4月下旬頃に見頃を迎えます。
唐招提寺の売店では瓊花の香りの線香も販売。

ちなみに、唐招提寺は東大寺のような官寺ではなく、私寺(当時の僧は、現在の国家公務員的な存在でした)。
唐では官寺でない寺を「招提」と称したので、「唐の律を学ぶ道場」としての「招提」(私寺)の意で、唐招提寺と称したのです。

あまり知られていませんが鑑真は、日本に戒律を伝えるとともに、漢方薬をも伝え、その処方は、現代日本の体系化された漢方薬処方の源流にもなっているのです。

唐招提寺・鑑真廟
名称 唐招提寺・鑑真廟/とうしょうだいじ・がんじんびょう
所在地 奈良県奈良市五条町13-46
関連HP 唐招提寺公式ホームページ
電車・バスで JR奈良駅から奈良交通バス六条山行きで17分、唐招提寺下車すぐ。または近鉄橿原線西ノ京駅から徒歩10分
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約7.5km
駐車場 150台/有料
問い合わせ 150台/有料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

唐招提寺

南都六宗の一つである律宗の総本山が唐招提寺。唐の高僧、鑑真和上(がんじんわじょう)が聖武天皇に招かれて苦難の末に来日し、759(天平宝字3)年、新田部親王(にいたべしんのう)の旧邸を譲り受けて創建した寺。当初は唐律招提と名付けられ(「招提」

 

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