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過去5年間のインバウンド伸び率1位は石川県! TOP5を紹介

金沢・ひがし茶屋街

観光庁の宿泊統計によれば、コロナ禍の2019年と2024年の外国人延べ宿泊数(県別)の統計値の比較では、石川県が143.3%で1位。『ナショナル ジオグラフィック』の「2025年に行くべき世界の旅行先25選)」で日本で唯一金沢が選ばれるなど、さらに注目度も高まっています。インバウンド伸び率TOP5を紹介。

金沢市は「2025年に行くべき世界の旅行先25選」に選ばれる!

JR金沢駅東広場の鼓門・もてなしドーム

石川県が1位なのはあくまでも伸び率で、訪日観光客数の総数ではありませんが、『ナショナルジオグラフィック』が2024年10月23日(火)に発表した「Best of the World 2025(2025年に行くべき世界の旅行先25選)」に金沢市が選ばれるなど、注目度は高まっていることがわかります。
「Best of the World 2025」に日本で唯一金沢市が選定された理由は、「本物の日本」を体験できる旅行先だからとのこと。
こうした選定は、選んだ記者個人の主観もあるかと思いますが(「Best of the World 2025」は、ナショナルジオグラフィックの旅行専門家チームとナショナルジオグラフィックの旅行専門誌『NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVELLER』の国際編集チームによって選出)、外国人インフルエンサーの投稿で山中温泉が「日本で訪れた中で最 も美しい温泉街の一つ」と紹介されるなど、近年は加賀温泉郷が訪日外国人観光客の人気を集め、石川県全体の伸びにつながっています。

日本政府観光局が、外国人観光客に旅行の主な目的を聞いた調査(2023年1~3月調査)では、中国や韓国・台湾などからの観光客は1位が美 食、2位がテーマパーク。
一方、ヨーロッパやアメリカからの観光客は、アートや庭園の鑑賞など日本文化 に直接触れることが旅の目的となっています。

石川県は、鮮度の高い海の幸が豊富で、自然を生かしたアクティビティスポット、さらには九谷焼や山中漆器などの伝統文化が息づく街という魅力が、訪日外国人にアピールしているのだはないかと分析しています。

なお、石川県は日本人観光客も増加していますが、日本人観光客、外国人観光客に注目度が高まっているのは、長野県、岐阜県、兵庫県、奈良県、大阪府、北海道、群馬県などで、京都府は日本人観光客に敬遠され、日本人は減少傾向にあります。

金沢・ひがし茶屋街

過去5年間のインバウンド伸び率 TOP5|観光庁・観光統計

順位県名延べ宿泊者数
(人泊)
2019年−2024年
(9月比)
1位石川県16万3010+143.3%
2位福島県2万810+128.9%
3位愛媛県3万350+123.3%
4位福岡県51万1170+115.7%
5位岐阜県19万9330+94.2%
順位県名延べ宿泊者数
(人泊)
2019年−2024年
(10月比)
1位石川県30万200+180.6%
2位愛媛県4万9330+128.9%
3位群馬県4万9880+116.7%
4位東京都544万7480+102.0%
5位岐阜県28万4670+79.4%
過去5年間のインバウンド伸び率1位は石川県! TOP5を紹介
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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